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第12回フューチャーカップ報告

Category : レポート  |  Date : 2015/11/28 12:12

■派遣者
 監督:三宅裕二
 コーチ:詫摩俊介、水鳥静馬
 選手:村山覚人、安達太一、鈴木大葉、岡慎之助
■場所
 オーストリア・リンツ
■成果
・参加9か国 日本、イタリア、オーストラリア、フランス、オーストリア、スウェーデン、オランダ、ドイツ、スロベニア、
・チーム数 17チーム
・参加人数 73名  (AGⅠ:15名、AGⅡ:21名、AGⅢ:37名)
<競技結果>
・団体総合 優勝 日本
・個人総合
 Age GroupⅠ 優勝 村山 覚人(中3)
 Age GroupⅡ 2位 安達 太一(中2)
 Age GroupⅢ 優勝 岡 慎之助(小6)
 Age GroupⅢ 2位 鈴木 大葉(中1)
■競技会報告
<競技会の概要>
競技規則:Junior Code Of Points 2013を適用
使用器具:SPIETH製の器具を使用(跳馬はカテゴリーⅢのみ125㎝、他は135㎝で実施)。つり輪と平行棒も着地マットの使用可     
その他・各チーム4人(団体総合は4-4-3制)
・U-18のカテゴリーⅠ、U-16のカテゴリーⅡ、U-14のカテゴリーⅢに分かれ、自由にエントリーが可能(昨年より)
・各カテゴリーへのエントリーとオーダーは、前日の監督会議時に提出した。
・競技会は2班編成で行われ、日本チームは2班・ゆかスタート
【現地でのトレーニング、コンディション】
<11月10日(火)> 事前練習
今大会に出場するほとんどの選手が初の海外遠征であるため、事前練習(千葉県立習志野高校)を行い、試合に向けた強化練習およびミーティングを実施した。練習では、各自でウォ-ミングアップを行い、種目練習に入った。続行練習や技の確認等を3時間程度行い、練習後に成田空港に移動して近隣のホテルで宿泊した。
<11月11日(水)> 移動
日本時間の12:15成田発で出発し、現地時間の11日18時にリンツに到着した。移動時間が乗り換えを入れて約15時間かかったため、初の海外遠征の選手たちは少し疲労した様子が見られた。この日は、早めに夕食を済ませ、ホテルでゆっくりと過ごした。
<11月12日(木)> サブ会場練習 天気:くもり 気温:7°
この日は、移動による疲労や時差を考慮して遅めの朝食とした。サブ会場練習では、SPIETHの器具に慣れるため約1時間の器具確認練習をした後に、ゆかから試合形式での1本通し練習をこなした。初めての遠征で体調が優れない選手も見られたが、日本での事前練習の成果もあり、互いに声を掛け合うなどチーム力がでてきた感じにも思えた。午後1時まで練習であったが、比較的スムースに練習ができた。
<11月13日(金)> 競技会場練習 天気:くもり 気温:7°
 この日は、競技会場で練習を行った。午前中は会場の雰囲気に慣れるため器具の確認練習を行った。午後はチーム全員でアップを行い、平行棒から続行練習(2本アップ、1本通し)を実施した。続行練習の後、各自で反省練習、課題練習を行った。10か国くらいのチームが練習にきていた中でも、自分たちのペースでスムースな練習ができた。器具に関しては、跳馬のロイター板が柔らかく、日本とは感覚が違っていたため、対応が求められた。

【競技会の報告】
<試合内容> 11月14日(土) 天気:晴れ 気温:9°
本会場には午前中から入り、競技会の雰囲気を確認した。午後1時15分から90分間の練習を行い、選手入場、オープニングセレモニー、競技開始という流れであった。
 日本チームはゆかからの第2グループでスタートした。トップバッターの選手が1コースめのシリーズで着地の際に大過失を犯してしまったが、続く3名の選手が着地まで意識した丁寧な演技でベスト3を確保し、まずまずのスタートをきった。あん馬からもチームのミスはあったものの、緊張感がある中でも思いっきり良い演技をし、ベスト3を確保していけた。
<成績>
目標としていた団体優勝も成し遂げる事ができ、個人総合においても、カテゴリーⅠの村山覚人が優勝、カテゴリーⅡの安達太一が準優勝、カテゴリーⅢの岡慎之助が優勝・鈴木大葉が準優勝を収めた。出場した全選手が表彰台に上がることができ、選手たちは大きな自信を手に入れる事ができた。
<課題>
 今大会での課題としては、つり輪の振り上がり上水平や平行棒の棒下倒立の実施において、上水平の腰曲り、棒下から上げる際に90度以上の肘曲がりには難度を認定してもらえないという事があった。今後のトレーニングや練習においても、より確実で正確な姿勢で取り組んでいかなければならないという事を強く感じた。

【総評】
目標としていた団体優勝を達成することができた。また、初めての国際大会参加の選手に関しても、時差や食事などの環境変化や器具の調整等が十分に対応できたことは大きな自信と経験になったと考えている。まだまだ若い選手団であるが、これからも多くの経験をして将来の体操ニッポンの中心選手になって欲しいと期待している。
また、今大会では、今年の世界選手権での団体金メダル獲得の影響もあり、練習の段階から他国の選手・コーチから日本に対する注目度が高いと感じた。他国コーチからは、あん馬の演技において納得いくまで何本も繰り返して続行練習をしている日本選手の姿を見て、その様な練習に対する姿勢や意気込みを、是非日本へ来て学びたいという申し出もあった。私たちも、世界で注目されている事に誇りと自覚を常に持ち、さらに練習の段階から試合まで、演技の精度を高められる様にジュニア強化を進めて行きたい。
 最後に、本遠征の参加にあたり、日本スポーツ振興センター、JOC、日本体操協会をはじめ、各関係者の皆様に心より感謝を申し上げたい。
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