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第4回メキシコ国際報告

Category : レポート  |  Date : 2014/12/23 19:40

■期日:2014年12月2日(火)~12月9日(火) 大会情報・結果へ
■場所:メキシコ・アカプルコ
■選手団
コーチ:原田睦巳(男子ナショナル強化本部員/順天堂大学)
選手:金子健三(2014ナショナル強化指定選手/順天堂大学)
審判:田沼寛文(審判委員会男子審判部員)
トレーナー:大川和行(ボディケアマネジメント)
技術スタッフ:平瀬戸龍二(JSC男子体操競技マルチサポートスタッフ)
■競技会場:フェアモント・アカプルコ・プリンセス
■競技日程
12月5日(金)個人総合決勝前半競技(ゆか・あん馬・つり輪)
12月6日(土)個人総合決勝後半競技(跳馬・平行棒・鉄棒)・ガーラ
■参加国及び選手名
Lucas de Souza Bitencourt(ブラジル)、Jossimar Calvo(コロンビア)、Rayderley Miguel Zapata(スペイン)、Paolo Ottavi(イタリア)、Kevin Cerda(メキシコ)、Semiankiv Maksym(ウクライナ)、
Danell Leyva(アメリカ)、Andreas Bretschneider(ドイツ)、Roman Lech Kulesza(ポーランド)、金子健三(日本)以上10カ国10名
■競技方法
①競技ルール:2013年版採点規則
②使用器具 :GYMNOVA
③その他
・種目、演技順、ミックスペアの抽選は、Press Conferenceで行われた。
・2組編成で競技を行う(1日目:ゆか・あん馬、2日目:跳馬・平行棒)。
・1日目にゆかからスタートする5名は、2日目のスタート種目は跳馬。また、あん馬からスタートする5名は、2日目のスタート種目は平行棒となる。両日共に3種目の正ローテーションで競技を行う。
・競技の進行については、男女順不同で1人ずつ演技を行う。
・抽選結果、1日目:ゆか2番、あん馬1番、つり輪5番/2日目:跳馬4番、平行棒3番、鉄棒2番
・ミックスペアの抽選は、必ず男女違う国の選手がペアとなるように配慮され、その結果、金子は、地元メキシコのKalna Retiz選手とペアとなった。
・賞金については、個人総合1~8位、各種目1位、ミックスペア1位
■競技報告
<1日目>
ゆか:Dスコア 6.2 Eスコア 8.700 決定点 14.900 優勝
スタート種目であり、緊張感を持った中での演技であったが、重要なコースの着地を止め、比較的良い演技内容だった。他の選手たちが着地で乱れたり、失敗する中、初めに良い演技を行った金子がスタート種目で見事優勝する幸先の良いスタートであった。
あん馬:Dスコア 5.6  Eスコア 8.900 決定点 14.500 2位
本人の力量からいえば内容の良い演技であった。若干Eスコアが甘めの感もあったが、14.500のまずまずの得点を得た。
つり輪:Dスコア 5.8  Eスコア 8.500 決定点 14.300 4位
グチョギーからの倒立で若干揺れてしまったが、それ以外は良い出来であった。
<2日目>
跳馬:Dスコア 5.2  Eスコア 8.800 決定点 14.000 5位
本来であれば、ドゥリッグスを跳躍するはずであったが、跳躍版が柔らかく、弾みが弱いために急遽0.4下げたアカピアンで実施したが、着地で2歩動いてしまい、思うように得点を伸ばすことが出来なかった。
平行棒:Dスコア 6.2  Eスコア 8.700 決定点 14.900 3位
演技序盤の棒下ひねり倒立で若干の手ずらしがあったが、その後の演技を問題なく実施。内容は申し分ない演技であり、着地も止めた良い演技であった。
鉄棒:Dスコア 6.3  Eスコア 8.400 決定点 14.700 3位
今大会の最終演技となった鉄棒。10月末日にコールマンで下顎部を切り、4針を縫うけがを負った技に対して恐怖心がぬぐえない状況ではあった。内容は倒立位に収まる技で若干の外れは見られたものの着地まで止める素晴らしい内容であった。
個人総合銅メダル 種目別ゆか金メダル
■総評
日本男子として3回目の参加となる「2014メキシカンオープン国際競技会」は、メキシコ・アカプルコにて開催された。滞在先は、アカプルコ空港から約10分と非常に近く、大会会場もホテルに隣接していた為、特に問題なくスケジュール通り進行していた。
今大会には、バート・コナー氏、ナディア・コマネチ氏、シリバス氏、ボギンスカヤ氏といったオリンピックメダリスト等が招待されており、色々な場面で観客にプロフィール紹介やサイン会を行い、大会自体は盛り上がっていた。
金子健三の競技結果は前述の通りであるが、このような状況の中、今年の世界選手権代表で今大会個人総合金メダルを獲得したコロンビアのJossimar Calvoにおいては、各種目とも非常に高いDスコアを揃えており、また今年の世界選手権アメリカ代表であり、今大会銀メダルのDanell Leyvaも要所に素晴らしい演技を見せていた。
来年度以降の日本の強化として、今まで通りの美しく、熟練度の高い演技を求めていく事は当然だが、各種目のDスコアを更に高める意識を強く持ち、強化を進めなければならない事を感じる遠征となった。
最後に、期間中にお世話になった80年オリンピック・メキシコ代表のエステラ氏他、組織委員会の皆様、関係各位に感謝を申し上げ報告とする。

※この事業は、(独)日本スポーツ振興センター・競技強化支援事業の助成金交付に基づいた活動である。

報告 原田睦巳

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