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レポート 総務委員会広報部
(web掲載 05.07.09)
1日目の得点でトップの大島杏子選手

■1日目女子レポート

 女子は、今大会で決まる世界選手権代表が同時に東アジア大会の代表も兼ねるため、 男子に比べて代表枠は狭き門となった。それだけに各選手、緊張感を隠せない大会初日となった。

 アテネ五輪代表の石坂真奈美選手(国士舘大)は、2次予選の持ち点を合わせた代表選考会順位でトップ をキープした。最初の種目ゆかにおいては、最後の後方伸身宙返り3回ひねりでラインオーバーを見せるなど 着地の安定性を欠き、平均台では入り技「ロンダード〜後方伸身宙返り上がり(E難度)」で落下。彼女ら しくないミスの続くスタートとなった。

 そして、1日目のみの個人総合トップで持ち点を合わせ2位につけたのは、同じくアテネ五輪代表の大島杏子 選手(朝日生命体操クラブ)。最初の種目の平均台では、ジャンプで僅かにバランスを崩したが9.000を獲得し 波に乗った。彼女自身2次予選後、亀裂骨折を含み、右指3ヶ所を骨折するアクシデントに見舞われ、大会に 間に合うか心配された。しかし、跳馬、段違い平行棒の演技構成の難度を下げるなど対応し、結果としてミス がなくなり好成績につながった。

 種目ごとで注目された点を挙げていくと、跳馬では、古川晶子選手(東海テレビ東名体操クラブ)がユルチ ェンコとび2回ひねりの着地をピタリと決め、9.425という高得点をマークした。1日目の中では唯一の実施で あり、その希少価値の高い高難度の技をピタリと決めたのは頼もしい限りだ。また、石坂選手も安定したユル チェンコとび1回半ひねりを見せた。

 段違い平行棒では、上位選手が非常に安定した演技を見せ、頼もしいところを見せたが、その中でも黒田真由 選手(レジックスポーツ)が、高難度の技の中でも姿勢欠点のない美しい線を見せて9.500と初日における全種 目の最高点をマーク。また、上村美揮選手(立教女学院短期大学)もシュタルダー系の高難度の技をミスなく決 めて高得点をマーク。佐原礼香選手(青森大学)は「後方車輪1回半ひねり大逆手」新たに行い、イエーガーと の組み合わせで更に加点を上げた。

 平均台では、落下よりも、ふらつきが目立ち、各選手の緊張感が伝わってきた。その中で、黒田選手の演技 は姿勢が美しく、アクロバット系の要素で安定性を見せて9.200の高得点を獲得した。また、佐原選手は入り の「ロンダード〜後方伸身宙返り上がり」、また台上での「ロンダード〜後方伸身宙返り」に安定感を感じた 。また下りも後方宙返り3回ひねりをピタリと決め、張りのある演技を締めくくった。溝口絵里加選手(日本 体育大学)も「前方かかえ込み宙返り〜後転とび〜後方開脚伸身宙返り」をきれいに決めて高得点をマークした。

  ゆかは、珍しく各選手の着地が乱れるシーンが多く見られ、ラインオーバーも かなり見られた。明日は本来の持ち味を発揮した演技を各選手に期待したい。

 世界選手権代表争いは、石坂選手から黒田選手まで、上位5名が6位以下の選手を一歩リードしている状態。代表は4名の枠で、4 位の上村選手と5位の黒田選手の差は僅か。2日目は上位選手から順に班分けされるため、代表争いはこの最終班の中で熾烈になることが予想される。そして、東アジア大会の代表争いは、6位の山本さとみ選手 (岡山県体操協会)から11位の溝口選手(選考会順位では10位)まで1.025差ということで、ミスがあればどう順位が変わるか分からない状態。ベテランから高校生までの激しい争いが期待される。



結果

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