2006フレンドシップクラシックレポート
レポート 坂本周次
(web掲載 06.04.06)
表彰式
期間
:平成18年4月1日
場所
:アメリカ・ペンシルバニア
レポート
大会組織委員会の招待により、フレンドシップクラシックに参加することとなり、3月30日名古屋セントレア空港を出発した。 9日前の3月14日より21日までカナダのモントリオールでの国際大会に出場し、個人3位、段違い平行棒2位。その後、日本に戻り1週間後の 28日には富山市にて全国高校選抜に出場して個人総合優勝。そして休む間もない2日後のことだった。
3月31日、試合の前日。練習会場の「ポッツビル体操クラブ」へ、向かう。宿泊先であるホームステイ先から車で20分程の所にあった。 この「フレンドシップクラシック」は8年前に始まり回を重ねる度にどんどん大きくなり、各国選手の送迎、ホームステイ、体操用品販売、 パーティー、大会の運営とかを「父母の会」が支援して開催している。現在はレベル4〜10まで700名の選手が3日間に渡って大会を繰り 広げるという大会に成長しているという。 4月1日、試合当日。8:00〜11:00会場練習を行った。黒田選手は腕に筋肉痛があり、万全の状態ではなかった。また、スピースのバーは バネが固いので調整に苦労した。ただどうしてもメダルを持って帰りたかったので練習時間を十分に使って調整した。
会場は満員。熱気でいっぱいとなり、9時ごろから大会の会場練習。会場練習後、観客席にいると在住日本人の方が「応援しています」と 言ってくれて心強かった。
17:15。試合の次の種目跳馬からの16分ローテ練習が始まった。アメリカのナショナルメンバーであるホフマン選手、パターソン選手の 所属するクラブ、WOGA体操クラブの選手、ウクライナのチャンピオンであるダリヤ選手が上位に来そうだった。ローテ練習の途中で、 ゼッケンが渡された。黒田選手の背中にゼッケンを取り付けながら練習。18:30のアトラクション後に入場があり、いよいよ試合が始まった。
1種目め、段違い平行棒4番試技。いい出来でA6.2、B9.25、得点15.450と高得点が出た。段違い平行棒は、ローテ練習の時からプロテクターを 使用する選手と素手の選手に分けられ、黒田選手の組は7人中6人がプロテ使用のため、ラスト2分が与えられた。時間になったので練習しようとすると、 いきなり器具係が出て来て、器具のバーの取替えにかかった。それはAグループでも行われ、試合のときも同じだった。タンマが雑巾で拭い取られて しまうことが困るようだ。
2種目め、跳馬。A4.8、B8.4、得点13.200。点が伸びない。周りの選手には、多くミスが出た。アメリカナショナルメンバーのケイラホフマ選手 は、段違い平行棒で2回落下して大きく後退した。
3種目め、平均台。1番、黒田選手。入りから前半は良かったが、ポパ1回ひねりとびがただの1回ひねりとびになり、しかも0.30くらいの減点があった 所からペースを乱し、水平キープ1回ターンで落下してしまった。13.100と低い得点となる。一方、ホフマン選手はバク転からスワン宙1回ひねりで落下。 交差輪とびで大きくふらつき、下りの屈身Wでも大きな減点があった。得点は14.100。少々納得のいかない得点を見ながら気持ちを落ち着かせた。
最終種目、ゆか。ホフマン選手が先に行う。テンポからの3回ひねり、屈身サルト、2回半ひねりからスワン前宙、ラスト屈身2回宙と足の強さを見せ、 14.700と高得点をたたき出す。WOGA体操クラブの選手も高さのあるアクロバットを見せ総合計でもかなり上位にきている感じだった。黒田選手は 6番目に演技。もう自分の演技をできるだけ丁寧にやるしかなかった。「着地勝負だぞ。気負うな!」と声をかける。屈身2回宙、前転とびからの伸身 前宙1回ひねり、テンポ〜2回ひねり、ラスト2回半ひねりとアクロバットの派手さはないが一つ一つの着地とダンス系を美しく決め、場内の声援も非常に 大きかった。A5.3、B9.25、得点は14.550。特にB得点については素晴らしい評価を受けた。
そして結果、黒田選手はアメリカの強豪選手を抑え、個人総合で見事に優勝した。表彰台の一番高いところに昇った黒田選手は「信じられない」という 表情だったが、まさしくこの大会を制したのは彼女だったのだ。種目別は跳馬5位、段違い平行棒2位、ゆか2位という成績だった。本大会を通じて、 現地でたった3日しか滞在しなかったが、いろいろな人の心に触れることの出来た大会だった。お世話になった多くの方々にこの場を借りて感謝したい。
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結果
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