第12回ドイツ国際チームカップレポート
レポート 山崎隆之
(web掲載 07.04.11)
日本選手
練習前の整列
団体表彰
期間:2007年3月14〜19日(競技3月17日)
場所:べルリン(ドイツ)
【日本選手団】監督:吉田和史、コーチ:藤原佳市、山ア隆之、 男子選手:青山政高、今井裕之、城間東昇、村上雄人
■レポート
14日(水)
現地時間の夕方7時前後にホテルに入り、その日は、移動が多かった為、 時差や疲れを取ることも考え練習はせず、ミーティングで団体戦での意識 確認をした。その後、各自ホテルでストレッチをして就寝した。
15日(木)
AM10:00から練習会場での1部練習、トレーニングと器具の確認を各所属の コーチの指示で行った。高校生の今井選手(関西)・青山選手(清風)選手は、 トレーニング終了後、着地やポイント練習を、6種目コンスタントに済ませた。 城間選手(清風)は、足の故障があったのでトレーニングを中心に終えた。 村上選手(池谷幸雄体操倶楽部)は、トレーニング終了後、あん馬・平行棒・ 鉄棒の3種目の器具なれを行った。
2部練習はPM1:45から各自アップをし、スタートした。今井選手(関西)・ 青山選手(清風)は、午前中にポイント練習を終えていたので通し練習を 問題なくに終了させ、自分の不安な部分の練習に時間をかけその日の練習を 終えた。村上選手(池谷幸雄体操倶楽部)は、跳馬・鉄棒・床の器具との 違いに、かなり苦戦していたが、回数をかけるうちに普段の演技が出来る ようになった。城間選手(清風)は、あん馬の調整に十分な時間をかけ、 その後、器具を中心に練習を行った。
16日(金)
AM8:30から練習会場で調整を行った。選手達は、明日が試合という事もあり 青山・今井選手(清風・関西)は、部分練習や着地の確認をし練習を終えた。
村上選手(池谷幸雄体操倶楽部)は、跳馬・あん馬の確認を行い、城間選手 (清風)は、トレーニング・あん馬を中心に練習を行った。
17日(土)
試合当日天気は雨。現地に着いてから、ジャンバーコートもいらないぐらい 暖かい日が続いた為、とても寒く感じた。AM8:30からフリー練習、参加国25カ国の 選手が皆アップをした為、大混雑であったが、その中で各自調整を行い試合に臨んだ。
第1ローテーション(鉄棒)
村上選手、青山選手が手放し技で落下してしまい幸先の悪いスタートとなったが、 今井選手は着地こそ多少ぐらつくものの、体線の美しい雄大な演技で今大会鉄棒の 最高得点をマークした。
第2ローテーション(ゆか)
村上選手は第一タンブリングで後方宙返り5/2ひねり〜前方宙返り1/2ひねりに おいて前方宙返り1/2の実施でミスをしてしまい、減点+Aスコアを下げる失敗を してしまった。 今井選手、青山選手は後方3/2ひねり〜前方1/1ひねり〜前方3/2ひねりのシリーズで、 最後の前方3/2ひねりで思いどおりの実施ができずAスコアを下げた。青山選手は 最後の後方3/1ひねりでも手を着くミスをしてしまい残念そうだった。 今井選手は第一タンブリングで伸身の2回宙返りの着地を決め会場をわかせた。
第3ローテーション(あん馬)
村上選手は序盤Eフロップで落下、その後も不安定な実施が続き点数が伸びなかった。 今井選手は移動において二回の落下に続き、降り技の三部分移動が実施できず大幅に 得点を下げてしまった。 続く青山選手は落下はするものの、その後安定感のある旋回とAスコアの高い演技で ミスをカバーした。
第4ローテーション(つり輪)
村上選手は前半三種目で大きなミスが目立っていたが、つり輪は大きなミスもなく 着地も半歩で押さえ、安定した演技を見せた。 今井選手はあん馬での落下時に少し肘への痛みを訴えていた影響か静止技での 静止時間が短い演技になってしまった。 青山選手は高難度の技を行い着地もピタリと決め、高得点をマークした。
第5ローテーション(跳馬)
村上選手は試合直前に覚えたばかりのユールチェンコを実施し見事安定した着地を見せた。 今井選手は伸身ユールチェンコの二回ひねりを実施し、着地を一歩に抑えガッツポーズを見せた。 青山選手はドリッグスを実施し、着地を一歩に抑え16.000の高得点を出した。
第6ローテーション(平行棒)
村上選手は、棒下宙返りでの停滞や、ディアミドフでぐらつくものの着地を見事決めた。 青山選手は安定感のある演技で着地もまとめた。 今井選手は倒立位の逸脱などのミスはあったものの、美しい体線をいかしたシャープな 演技で会場を沸かせた。
「総括」 日本選手は前半三種目でミスが目立ったものの、後半三種目での追い上げを見せ見事団体優勝を 飾ることができた。また、個人では17歳〜18歳の部で青山選手が優勝、 今井選手が三位、15歳〜16歳の部で村上選手が三位に入賞する活躍を見せた。
また主だった国として今大会二位となったフランスの躍進に注目した。昨年二月の ジュニア強化選手海外遠征にて講師をして頂いたエドワード・ヤロフ氏がフランスの ジュニア選手の指導をしていた経歴を持ち、質の高い基礎力に加え、高い技術力に驚きを 感じた。
今回で二回目の参加となり、大会連覇を飾ることができて大変うれしく思うと同時に、 国際試合での調整、器具への対応、日の丸を背負って試合に出場することの重みなど、 まだまだ経験不足で、今後日本のジュニア選手がシニアの大会で活躍するためにより 多くの国際試合の経験をつませてあげられることを望みたい。また今大会に出場した 選手はとても貴重な体験をあしがかりにして今後の試合での活躍を期待したい。
最後に、二年連続の大会出場を提供して頂いた日本体操協会、各所属の先生方並びに 関係者の皆様に感謝を申し上げ報告とさせて頂きます。
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結果
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