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  2007 ウクライナ国際(ザハロワカップ)レポート
(web掲載 07.04.07)
女子選手
女子選手
日本女子選手団

■女子レポート(レポート 坂本周次)
<女子選手団>
シニアコーチ:F.セルゲイ・椋本政信
ジュニアコーチ:坂本周次・椋本崇子
審判員:山崎信恵・岡野由美
シニア選手:石坂真奈美・椋本啓子
ジュニア選手:日高七穂・ダンコ絵里香リン
<出発・到着・練習>
 男女選手団17名は、3月27日成田空港に集合し、エアフランスにてウクライナに向けて出発した。成田より、 中継地パリまで12時間、そして3時間の乗り継ぎ時間の後、ウクライナへ飛ぶ。3時間の飛行後、28日昼、 ウクライナに到着。時差マイナス6時間。天候は晴れ。気温は、思ったより暖かく日中最高15度くらいまで 上がった。プレジデントホテルにチェックインし、リクエストをしていた練習会場に向かう。地元の体操 クラブのようだった。フロアがあり、男女10種目がセットされていたが、マットや器具の状態はよくなかった。 通訳のドブランさんと会い、いろいろと話を聞く。首都キエフは、車があふれていた。路上駐車、歩道の上にも 車が駐車している。通貨はグリーブナ。1グリーブナは約25円。
 29日には、午前と午後の2回の練習を行うが、平均台と段違い平行棒は練習が出来たが、ゆかは固く、 タンブリングが思うように出来ず、コース取りやダンス系の練習に留めた。跳馬は古い器具でピットの 状況も悪く、跳ばなかった。各国選手団が到着し、30日10時よりリーダー会議があり、男女組み合わせの 抽選が行われ、日本女子は、1班のゆかからと決まった。女子の出場国は、ウクライナ、中国、ロシア、 オーストラリア、スペイン、カナダ、ベラルーシ、ハンガリー、カザフスタン、カタール、 スロバキアそして日本の12カ国(団体9カ国)。団体総合はシニア2・ジュニア2の4人のベスト3。 1日目に団体と個人総合、2日目に種目別を行う。午前中に体育館2階にある練習会場で軽く練習する。 練習会場は女子の器具のみで本会場の器具とは違う器具であった。跳馬は1メートルくらいの高さの 台の上にセットされており、ピットの中に着地するタイプ。段違い平行棒は、旧式で演技練習は、 差し控える事にした。平均台は2台あり、ある程度できた。ゆかはなかった。とにかくマットが粗末で 国際大会のサブ会場と言える状態ではなかった。

<ポジュウム練習>
 体育館に入ると舞台(ポジュウム)が組まれており、器具は、フランスのジムノバだった。 日本女子チームは、1班ゆかから20分ローテーションで回る。ゆかは、MD又は、CDで曲を流してもらったが 曲のスピードが速く1本フルで通すと息が切れる。ラストのアクロバットなどは、大変そうだった。 跳馬は、手マットがいい加減な布タイプで、跳躍板はジムノバの他にヤンセンの物が置いてあった。 ゆかは問題なかった。段違い平行棒は、日高選手以外、誰も通せなかった。平均台は入りのマットの 助走が男子のつり輪のワイヤーの下をくぐる形となっており、非常にやりにくかった。 (本番もこの状態のままのセットだった)

<団体・個人総合>
 31日、男女団体・個人総合が行われた。男子団体戦後、女子は、1人1分、1種目4分のローテ練習の後、 試合が始まった。1人1分というアップは、経験した事がなく、随分、戸惑いもあったが、とにかくやらなくては いけなかった。
 1班には、チームが日本、ウクライナ、スペインの3チームとカタール、スロバキアの個人。試合が始まり、 日本チーム1種目目、ゆか、1番、絵里香選手は非常にいい出来で後方屈身2回宙返り・3回ひねり・後方1回半〜 前方伸身1回ひねり・後方宙2回ひねり・2回半の5つアクロバットでAスコア5.5、決定点14.350と非常に いいスタートだった。しかし2人目、日高選手、3人目、椋本選手、ラスト石坂選手に大過失があり、チームとしての 出来は良くなかった。2種目目、跳馬全員よし。特にユルチェンコ後方伸身1回半ひねりを跳んだ絵里香選手の出来は 良かった。3種目目、段違い平行棒。1番の絵里香選手にミスがでたが、残りの3選手は、自分の演技をしっかり やりきり、この種目で日本の位置が随分上昇した感触を持った。最終種目平均台、1番、絵里香選手、2番、日高選手が 相次いでミス。しかし、その後、シニアの椋本、石坂両選手がいい演技をみせて、チームを救った。1班の演技終了後、 2班の演技の前にオープニングセレモニーが盛大に行われた、場内の照明は落とされ、大音響と光線の飛び交う中、 選手が入場し、主催者ザハロワさんが男性達の担いだ籠のような物に乗り登場し、華やかに挨拶をし、その後は 舞踊や歌手の歌等が次々と披露され、会は1時間30分ほど延々と行われ、時程が1時間以上も遅れた。4分間 ローテ練習後、2班の演技が始まった。
 2班には、チームが中国、オーストラリア、ウクライナ、ロシア、カナダ、カザフスタンの6チーム。この班は、 2チームがひとつの組で回っており、1種目の時間が、1時間近くかかる長い試合でおそらく試合終了は、10時を 過ぎると思われた。2種目目まで観戦していたが、選手の疲れが見えたのでホテルに戻る事とした。
 本大会は、シニア二人、ジュニア二人というチーム編成だが、高い競技力を持つ4人を揃えるという意味では、 各国大変難しい事であると思われた。シニア選手が強くてもジュニア選手が弱いといけないといった具合で 4人が4人とも精鋭というチームは、今回中国、ロシアくらいと言っても良かった。また、今回の日本チームは、 過酷な条件の中よくやったといえる。チームも個人においても上位に行きそうな感触があった。 結局この日のうちに速報は、出ず、本日予定されていた男子の表彰式も明日になった

<日本女子団体3位・個人総合椋本啓子選手優勝!>
 4月1日、種目別決勝の日。朝、会場に練習に行くが速報は出ていなかった。種目別出場者は、跳馬「椋本啓子」段違い平行棒と 平均台「椋本啓子、石坂真奈美」ゆか「ダンコ絵里香リン」の各選手と分かった。午後2時30分より、表彰式を執り行うので 全員出席してほしいとの事で行く。結果日本は、団体で3位入賞!また、個人総合では、椋本啓子選手が優勝と言う事が分かった。 全員飛び上がって大喜びをした。練習会場等の環境が悪く、また、4分間ローテのチーム練習等悪条件を克服しての団体3位、 また、個人総合優勝は、すばらしい成績である。

<種目別決勝>
 3時より種目別決勝が行われた。結果、跳馬4位「椋本啓子」、段違い平行棒3位「椋本啓子」、8位「石坂真奈美」、 平均台5位「椋本啓子」、8位「石坂真奈美」、ゆか4位「ダンコ絵里香リン」という結果だった。段違い平行棒3位の 椋本啓子選手は、2日間ともミスなく新しく取り入れた下りのいムーンサルトも成功させいい出来だったといえる。

<総評>
 全体を通して日本チームはよくまとまり、また、前向きに試合に取り組めたと言える。団体戦の中で計8個の大過失が 出たが最後までよく戦った。その中、椋本啓子選手は個人総合で優勝し、 ヨーロッパの中でも体操の盛んな国ウクライナで「君が代」を流す事が出来た。ジュニアとして本大会に出場した 日高七穂、ダンコ絵里香リン両選手は、初めてのポジュウムでの試合であったが堂々として他の国の選手に溶け込み 演技できたと思う。




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