2007第4回フューチャーカップ報告
レポート 山崎隆之
(web掲載 08.02.06)
練習前整列
跳馬整列
集合写真
セレモニー
■期日:2007年11月30日〜12月2日
■場所:リンツ(オーストリア)
■参加役員・コーチ
山崎隆之、松本忠親、古市正樹、工藤英樹
■参加選手(平成20年度男子ジュニア強化選手)
柴田快輝(田辺ジュニア体操クラブ)、市瀬達貴(箕面スポーツクラブ)、 神本雄也(池谷幸雄体操倶楽部)、近藤宏紀(中京ジムナスティッククラブ)
レポート
【日課】
●11月29日
練習会場での練習となった。到着初日であったため、トレーニングとスピース製の器具の調整を 中心に練習を行った。所属ごとにフリーで3,4時間程度の練習を行い、この日の練習を終えた。
●11月30日・12月1日
本会場での練習となり、器具の調整と通し練習を中心に行った。 柴田選手は平行棒の器具の調整が合わず折り技など苦労している場面が多々見られた。 市瀬選手は全体的によい通し練習がみられた。 神本選手は三度目の国際試合ということもあり、自分のペースを保ちつつ調整を行えていたが、床、あん馬で少し手間取っていた。 近藤選手は初の国際試合になるが鉄棒やあん馬などいい動きが見られ順調に調整を行っていた。
●12月2日
ザリ〜朝食〜練習会場〜本会場練習〜試合の流れで試合にのぞんだ。 初の海外試合にのぞむ選手や、上位を狙っている選手などそれぞれの緊張感をもっているようだった。
○第1ローテーション=跳馬
柴田選手・市瀬選手は伸身カサマツ跳び、神本選手は抱え込みユールチェンコ跳び、近藤選手が屈身ツカハラ跳びを実施した。 柴田選手は着地を一歩でまとめ、市瀬選手は少しぐらつくものの着地を決める。神本・近藤両選手は着地を半歩でまとめ、好調なスタートを踏み切ることができた。
○第2ローテーション=平行棒
柴田選手、体線を生かし丁寧な演技で着地を一歩にまとめ、Bスコア9.1の高得点を獲得。 市瀬選手は一つ一つを無難にこなしたものの、着地で大きく弾んでしまった。神本選手はティッペルト、支持開脚抜き倒立で、 停滞、振り戻りの失敗をしてしまい、得点が伸びず、近藤選手は棒下宙返りが倒立にはまらず、ダブルスイングなどの ミスが響き、Bスコア7点台に終わってしまった。
○第3ローテーション=鉄棒
柴田選手はシート1/2ひねり大逆手の実施で停滞するミス以外は大きなミスなくまとめた。市瀬選手は着地まで止める演技で会場を沸かせBスコア9点台を獲得。神本選手は 美しく流れる演技をしたものの、着地で崩れてしまい演技を終えた。近藤選手は下り技の伸身二回宙返りにおいて、床に手をつくミスをしてしまい得点が伸びなかった。
○第4ローテーション=ゆか
柴田・市瀬両選手は大きなミスなく無難に演技をまとめた。神本選手は床の蹴りが合わなかったもののなんとかもちこたえた。 近藤選手はマンナで後ろに転倒してしまうミスを犯してしまった。
○第5ローテーション=あん馬
第五ローテにあん馬という嫌なローテーションだったが、明暗を分けた種目となった。柴田選手が下向き転向で落下、逆リア倒立三部分移動折りで 足をかけてしまうミス。神本選手は終始旋回が安定せず三回の落下があり、Bスコアも6点台と落ち込んでしまった。 市瀬選手は安定した演技でミスなく実施を行った。近藤選手は下り技で少し詰まりそうになるものの、なんとか乗り切り、演技終了後に 感極まってコーチとハイタッチをする場面は印象的だった。
○最終ローテーション=つり輪
柴田・市瀬両選手とも姿勢、静止時間の減点を厳しくとられ、Bスコアの得点が伸び悩んだ。神本選手はこの種目を得意種目 としている自信から力強い演技で着地まで決め観客を沸かせていた。近藤選手は力技こそ少ないものの、まずまずの実施で終えた。
【まとめ】
今回最終結果は団体5位個人も入賞はしたものの表彰台までには至らなかった。 大会全体のレベルの向上に加え、海外ジュニア選手のAスコアの高さ、に驚きを隠せなかった。
主だった選手としては今年度のジュニアナショナル海外遠征合宿地のウクライナの選手でNikita Yarmak選手は 若干14歳ながら床で抱え込みのトーマス転、最終節に後方宙三回ひねり、鉄棒で三回宙返り下りなど高度な技を 正確に実施していた。またイギリスの選手も若年層のチームながらすばらしい演技を行っていた。
今回海外遠征事業でのフューチャーカップは三連覇を逃してしまい大変残念な結果になってしまった。しかし、今後の 海外試合への反省として真摯に受け止め、年明けのウクライナ遠征合宿など、一から仕切りなおして立て直しを行いたい。
最後になりましたが、今回のフューチャーカップ出場を支えてくださった日本体操協会の皆様、各所属の先生並びに 関係者のみなさまに多大な感謝を致しここにレポートとさせていただきます。
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