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日本における一般体操普及の歴史 2.世界の体操と世界体操祭(ワールド・ジムナストラーダ)

Category : インフォメーション  |  Date : 2013/07/05 07:25

FIGは、男女の体操演技、新体操、一般体操の国際的な行事のすべてを統括している。その行事の中でも、FIGの一般体操専門委員会は、 ワールド・ジムナストラーダ(世界体操祭)の開催を大きな事業の一つとしている。
FIGは、ピラミッドの上部の競技選手のみならず、競技をしない一般体操愛好家たちの発展にも力を入れている。このことは、他の国際スポーツ 連盟が、競技選手を中心にしているのに対して、FIGが、生涯スポーツの底辺の層にも目を向けていることを大変誇りに思っているところである。
ワールド・ジムナストラーダは、健康や楽しみのため、あるいは動きの工夫や組合せの可能性などを追求する。また、民族やそれぞれのグループの特徴を 表すなど、さまざまな体操を供覧する場としての国際的な祭典である。

ジムナストラーダ(Gymnaestrada)の意味は、ジムナがGymnastic「体操」であり、エストラーダがEstrada「道」とか「舞台」という意味があり、 この合成語のジムナストラーダは、「体操への道」と訳すことができる。 いろいろな体操を目指して日常的に活動している世界の体操愛好家たちが一堂に会し、それぞれの体操を披露して、体操のさまざまな価値と その多様性を世に知らせ、一般体操の世界的な普及を計ることが、FIGの主催するワールド・ジムナストラーダの大きな目的である。
このワールド・ジムナストラーダは、「身体を動かす喜びと感動を呼び起こし、自ら活動する関心を呼び覚ますこと」、「表出(心からの動き)の可能性を示し、 理念を伝えること」、「体操の最近の認識と可能性を示すこと」、「関心を持つ指導者の再教育に寄与すること」、「民族間の相互理解と友好関係に貢献すること」、それに「各国が自国の体操の特徴や体操に関する考え方を披露すること」など、体操の多面性に取り組み、それぞれのねら いに貢献することを目指しているところの国際的な体操の大会といえるだろう。

FIGの組織の中で、一般体操専門委員会は一つの大きな柱となっていて、「競技をしないすべての体操」すなわち「万人のための体操」としての世界的な普及活動に努めていて、その事業の一つとして、4年に1回のワールド・ジムナストラーダを開催している。

この他、平成21年(2009年)より国際体操連盟(FIG)によって企画されたコンテスト形式の世界大会を開催している.コンテストは3つのグループ(16歳以下,17歳以上 ,年齢混在)を更に2つ(20名以下,それ以上)に分類した6部門から成り立ち,独創性や技術,革新性等が評価される.第1回大会( 1st. Gym for Life World Challenge)が平成21年7月,オーストリア/ドーンビルンにおいて開催された.この大会には27カ国約2,000名が参加,日本からはドイツ/デュッセルドルフにあるライン幼稚園Genki Gymnastics Clubが出場し,銀メダルを獲得した.次回は、2013年に南アフリカ・ケープタウンで開催が予定されている。

荒木 達雄