世界体操東京2011 公開練習観戦の楽しみ方

 10月3~6日の公式練習(ポディウム練習)が一般公開される。練習なので得点は表示されない。名前も表示されていないし、ゼッケンをつけていないので、演技している選手もよくわからない。しかし、関係者にとって素晴らしく魅力的な時間だ。
 もっとも魅力を感じる点は、本番前にその演技が見られるので、本番での見どころがつかめ、結果予想等もできる点にある。本番の会場で行われる練習はこの時だけであり、各審判員もその観戦が義務づけられていることから、すべての選手は手抜きなしに、予定している技や演技構成を惜しみなく出してくる。不安定で演技に組み入れるか悩んでいる高難度技、あるいは新しい技や組合せを披露することもある。当然、調子が悪ければ失敗することもあるだろう。いずれにしてもすごい技や組合せが出ることを事前に予想できれば、本番でそれを見逃す確率が少なくなる。また、失敗したところを見ておけば、その選手がどこがキーポイントになるのかわかり、ハラハラしながら本番観戦を楽しめるだろう。
 チームや選手の調子を感じることができる公開練習。通常公開されないシーンが公開されるとあって、これはまたとないチャンスだと私は思う。なお、公式練習の観客席には審判員をはじめ、関係者も席につくことになる。何か質問があれば、ADカードをぶら下げている人に声をかけてみるのも、この公開練習観戦の楽しみになるのではないだろうか。
 また、大会公式フェースブックでは、予選での各班の見どころを掲載予定。また、世界体操東京2011完全ガイドブックが好評発売中。事前に手に入れて体操観戦の楽しみを倍増させよう。
※練習は、団体予選の日程・参加国とまったく同じ形式で実施される。
公開練習観戦チケット販売中 http://jga.pia.jp/
FIG大会公式サイト http://tokyo2011.fig-gymnastics.com/
LOC大会公式サイト http://www.2011tokyo.com/ja/
大会公式フェースブック http://www.facebook.com/2011tokyo.gym
世界体操東京2011完全ガイドブック情報 https://shop.nbp.ne.jp/index.php