平成24年度男子ジュニアナショナル・オーディション合宿報告

■日時 平成24年9月7~9日(2泊3日)
■会場 練習:味の素ナショナルトレーニングセンター、宿泊:アスリートヴィレッジ
■参加者 指導者33名(強化スタッフ、所属コーチ)、選手55名(強化選手16、強化候補選手22、オーディション参加選手19)、審判8名(日本体操協会審判部)
■日程
9月7日 開講式、オーディション、フリー練習(強化選手)
9月8日 AM:柔軟、体操、トレーニング、基本練習、PM:フリー練習
9月9日 柔軟、体操、トレーニング、基本練習、フリー練習、閉講式
■レポート
 オーディションは、学年ごとに試技会形式で行われ、採点は各種目4名(審判部2名、強化部2名)で実施した。審判部では、競技会同様のD・Eでの評価を行い、強化部では、基本姿勢、正確な運動、スゥイングや旋回の大きさ等、技の発展性や将来性を考慮した評価を行った。参加選手は、競技会結果による候補選手の他、将来性のある選手発掘を目的として各所属の推薦選手にも参加していただき、総数40名以上でオーディションが行われた。採点の結果により、各学年より若干名の強化選手を選考して、翌日に発表させていただいた。
 強化練習では、数年間ジュニア強化の柱として実施してきた内容を課題とした。柔軟、姿勢づくり、体幹トレーニング、各種目のトレーニング、各種目の基本練習(特に基本タンブリング)、技術練習の順序で実施した。各所属のジュニア選手・指導者にとっては、多くの試合をこなし、多忙な夏休みを終えたばかりの本合宿であったが、練習の雰囲気も大変良く、意欲的に練習に取り組んでいた。また、所属の枠を超えて互いに指導している選手・コーチの姿は、日本の男子ジュニアナショナル強化の良き面であり、今後も継続していきたいと思っている。4年後のリオ五輪をはじめ、今後の男子体操の活躍のためには、ジュニア選手の育成が重要であることは言うまでもない。全国の指導者と協力しながら、新しい指導方法や技術の研究、様々な情報収集を充実させることにより、よりレベルの高いジュニア強化合宿の開催を目指していきたいと考えている。
 最後に、本合宿の開催にあたり、採点業務をしていただいた審判部の先生方、日本体操協会をはじめ、ご協力頂いた多くの関係者に心より感謝を申し上げるとともに、今後のご支援、ご協力をお願い申し上げ、本合宿の報告とする。