北京オリンピック2次予選開幕

報告者:

 いよいよ2次予選! 本日10日、寒さの戻った雨の代々木第一体育館で本会場練習が行われた。オリンピックという体操競技選手にとって最高の舞台に立つため、男子36名、女子48名が入念に調整。関係者やファンにとっても待ちに待った戦いは土曜日から始まる。
<事前記者会見:現在の調子と2次予選に向けての抱負>
■鶴見虹子(朝日生命体操クラブ)
 12月29日に段違い平行棒の下バー移動倒立で持ち損ねて左手甲をけがして1か月ほど練習ができず、その影響でA得点を下げたものもあるし、不安定な部分もあります。ただ、今となっては自分がこれまで練習してきたことをしっかり信じて試合に向かいたいと思います。
■冨田洋之(セントラルスポーツ)
 カタール国際をきっかけにここ1か月で調子は上がってきています。今日の練習も手ごたえを感じましたし、ミスのないよう、丁寧な演技を心がけていきたいと思います。
■水鳥寿思(徳洲会体操クラブ)
 直前までゆかや平行棒で演技構成をどうするか迷っていて準備不足のために不安もありましたが、今日の練習でまあまあできたのでその不安は和らぎました。とにかく自分を見失うことなく試合に臨みたいと思います。
■米田功(徳洲会体操クラブ)
 全日本ではぎりぎりの調整でしたが、今回は余裕をもって調整できました。A得点をあげることなど色々考えた時期もありましたが、自分のできる範囲で精いっぱいやること、そして最後まであきらめずにやることを胸に大会を迎えたいと思います。
■鹿島丈博(セントラルスポーツ)
 この大会を目指して冬から取り組んできました。試合は久しぶりで緊張すると思いますが、うまくコントロールしながら予選通過を目指したいです。
■塚原直也(朝日生命)
 昨年は故障に苦しめられましたが、全日本でようやく回復し、この冬は細かいところまで十分に考えて練習を消化できたので、今までになく充実した感じがあります。A得点が低い分、厳しい戦いになると思いますが、油断せずに小さいところまで気を配った演技ができるようにしたいと思います。
■中野大輔(九州共立大学クラブ)
 去年より調子はよくなっていたのですが、2週間前につり輪の十字懸垂で右肩の肉離れを起こし、ここ数日前にようやく体を動かせるようになりました。そんな状態ですが、けがの前まではいい練習ができていたので、それを信じてとりあえずNHK杯には進みたいです。