NHK杯競技1日目

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 5月5日、岡山・桃太郎アリーナにて開催されている第47回NHK杯兼北京オリンピック代表決定競技会の競技1日目が行われ、2次予選の持ち点を加えた個人総合で、男子は跳馬とゆかでミスを出したものの他の種目をまとめてきた冨田洋之選手(セントラルスポーツ)が、そして女子は全種目ミスなく演技を行った大島杏子選手(朝日生命体操クラブ)と美濃部ゆう選手(同)がトップに立った。
 男子2次予選トップ通過の内村航平選手(日本体育大学)は、2種目めのあん馬におけるフロップで落下する大過失もあり2位。また、女子2次予選トップ通過の上村美揮選手(朝日生命体操クラブ)は、得意の段違い平行棒におけるシュタルダーひねりで振れ戻り、終末技でも手をつくミスを出して3位に後退した。
 その他、男女とも開始種目では非常に緊張感のある雰囲気で始まったが、後半、ミスが目立つようになり、男女ともに順位変動が見られた。なお、山岸舞選手(戸田市スポーツセンター)は大会前に痛めていた足の状態を3種目めのゆかで悪化させ、最終種目跳馬を棄権。明日の演技も棄権することになった。