男子北京強化合宿レポート

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 7月3日(木)、報道関係者に練習を公開。団体予選を想定し、平行棒からスタートの1本通しが行われました。平行棒はAスコアがおおよそ6.4~6.8で、全員大きなミスなく実施。続く鉄棒では、着地での転倒、落下等、大きなミスが出てしまいましたが、動き自体は良くそれほど不安を感じさせるものではありませんでした。
 3種目目のゆかでは内村、坂本両選手が実施しませんでしたが、中瀬選手は良い実施でまとめ、鹿島選手は入り技に後ろとびひねり前方かかえこみ2回宙返りひねりを、冨田選手は終末技に後方伸身宙返り3回ひねりを成功させ、積極的な姿勢を示しました。
 あん馬では、坂本選手がほぼ完璧な実施。鹿島選手も高いAスコアの長い演技をミスなくまとめていました。
 つり輪では、内村、坂本の両若手がAスコアを高めた演技構成に果敢に挑戦しており、それに刺激されてか冨田、中瀬両選手も素晴らしい実施で、つり輪の底上げが順調に進んでいるようでした。
 最終種目の跳馬は、全員がAスコア6.6の跳び方に挑んでおり、着地1歩程度にまとめていました。沖口選手は首に違和感があり、大事をとって1本通しには参加しませんでしたが、全体的に順調な仕上がりを感じさせる内容でした。
■具志堅強化本部長のコメント
全体的には良くなっているが、鉄棒の着地などまだミスが出る。それを修正していかなければならない。欲張りなようだが、まず失敗しない演技構成、それを維持しつつAスコアを高める姿勢、Bスコアのさらなる向上をめざしたい。
中瀬選手のつり輪