アメリカンカップ現地レポート(男子)

報告者:

 2月17日、成田から約10時間のフライトで、現地時間PM1:40、シカゴオヘア国際空港に無事到着。この日は、公式トレーニングが無く、長時間の移動のため、固まった体をほぐす意味を含め、部屋にてストレッチと、周辺の散策をした。
 2月18日から大会公式スケジュールが始まり、18日~20日までは、大会会場にてポディウムトレーニング、21日に競技。大会会場「Sears Centre Arena」へは、シャトルバスで移動。ホテルから約5分ほど移動したところにあり、練習は、試合会場を使用。器具は、アメリカの器具AAI製であった。
 2月18日の練習では、現地器具に慣れることと、コンディション調整を重視したトレーニングを行った。この日の夜、各国チームリーダー出席のもと、オリエンテーションミーティングが行われ、大会責任者のデニス氏より挨拶があり、2009年版FIGルールに則り大会を開催。この大会独自の競技進行についての説明があった。男子スタート種目は、ゆかとあん馬(各4選手、2班編成。1班ゆか、2班あん馬から)、次のローテーションは、この入れ替え種目の競技。男子3種目目からは、1班編成となり、女子競技と男子競技、交互に演技をしていく。最終種目にあたっては、5種目終了時の順位により、あらかじめ決定しているスタートリスト枠に入り、最終種目鉄棒の競技順番が決定するという進行。また、TV放映の関係で、大会の進行が左右されるが、出来る限り円滑に進行できるよう努めると約束された。
 2月19日、大会出場選手すべてが揃い、大会雰囲気の盛り上がりが出てきた。この日は、試合に向けて全習トレーニングを行った。植松選手は、時差等により、完璧な動きではなかったが、全種目において積極的な練習を行い、現状の確認を行った。この日のトレーニングでは、フランス・カラノベ選手の動きが良かった。ドイツ・ハンビュッヘン選手は、全種目にわたり、量・質とも高いトレーニングを実施。新しいシーズンに向けて、レベルアップを図っている。
 明日、もう一日ポディウムトレーニングを行い、試合で持っている力を発揮できるよう準備したい。