Japan Cup 男子選手記者会見

報告者:

CHEN選手(中国)
 今、自分のコンディションは良好です。今回は若い選手中心で構成されているチームなので、無事試合を終えれたらと考えてます。五輪後、楊威選手が引退し、今回は自分がキャプテンになり、新しいチームでどのような結果になるのか、楽しみなところです。今回は団体と個人総合の試合でありますが、あくまで団体をメインに考えてます。
 五輪後、ずっと調整をしてきて、練習があまり出来てないのですが、新しいルールになっても自分にはあまり影響がないと思ってます。そして、自分はまだつり輪のスペシャリストであり続けることが出来ると思ってます。今回の演技構成は五輪のときと同じです。来年も多分変わることはないと思います。(自分の演技のどの部分がいいのかということについては)、つり輪の五輪チャンピオンとして、自分の演技はすべてがいいと思ってます。
 五輪は確かに素晴らしい大会でしたが、選手を続ける限り、それも階段の一段に過ぎないと考えてます。今はロンドン五輪に向けて調整中ですが、楊威選手の引退が中国に大きな影響を及ぼし、それにより、日本が我々に追いついてきていいライバルになっていると思います。しかし、私はロンドン五輪でも中国が団体優勝できると信じてます。そして私自身は今年、来年、再来年、そしてロンドン五輪のつり輪の金メダル獲得を目標にしてます。
内村選手
 合宿をして調子が上がってきてて、体調も悪くありません。今回は初めてのJapan Cupでたくさんの日本のファンの方も見に来てくださると思うので、美しい演技を観客の皆さんに見せれたらと思います。団体戦では、チーム一丸となって、みんなで盛り上がって戦って、個人総合は6種目ノーミスで演技が出来ればと思ってます。
 今日、会場の練習を終えて、器具がJANSEN社の器具ということで海外の大会に来たような気分になりました。
 (「着地とは?」の問いに対して)自分は演技の完成度、美しさにこだわって演技をしているので、いくら演技内容がよくても着地で乱れては意味がないので、「美しさの最後の決め」だと思ってます。
 団体は6種目出るつもりでいましたが、5種目のみになりました。しかし、5種目も6種目もあまり変わりはないので、ミスなく演技をしてチームに勢いを与えたいと思います。安定した演技でチームに安心感が与えられるので、それが自分の役割と思ってます。
 団体戦、最終種目鉄棒の最終演技者になったのですが、最初は鉄棒得意の関口選手が最後だろうと思っていたので少し戸惑ってます。しかし、最終演技者は着地を止めるのが役割と思っているので、しっかりと着地を止めていきたいと思います。
 
HORTON選手(アメリカ)
 五輪後初の大会ということで、とても楽しみにしてました。他のメンバーはうまく調整してきてますが、私は3週間前にオクラホマ大で同じチームにいる選手と結婚をして、しばらく休みを取り体操から離れていたので、徐々に調子を上げているところです。アメリカチームとしては、今大会はまず楽しんで試合に臨みたいと思ってます。また、チームはとても若く、私が唯一の北京五輪代表であったのですが、世界にアメリカチームはとても強いということを見せたいと思います。
 鉄棒は得意種目で、手放し技のところが一番観客を盛り上げる、自信のあるところです。しかし、新しいルールではゆかが特に難しくなった種目で、もっとたくさんの技をやらなくてはならず、難度を上げていかなくてはならなくなりました。