国際ジュニア種目別日本選手コメント

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 9月23日、横浜文化体育館にて、国際ジュニア体操競技大会・男女種目別決勝が行われ、日本は男子が5種目で、女子が1種目で優勝した。
■吉岡知紘選手のコメント
 平行棒の優勝は狙っていました。鉄棒も狙っていたのですが、コールマンで落下してしまいました。とにかく今日の種目別は試合時間が長く、集中力を保つのに苦労した大会でした。そんな集中力を欠いてしまったのが失敗の原因だと思うので、それらを克服して上を目指していきたいです。
■瀬島龍三選手のコメント
 昨日の失敗がとても悔しくて、今日は3種目にチャンスが与えられ、まずまずの実施でゆかとつり輪の2種目に優勝できて少し気が晴れました。吉岡選手には高校選抜で負けて悔しい思いがあり、その気持ちがインターハイ優勝につながりました。全日本ジュニアと今回負けてしまいましたが、いい意味でお互い刺激を与えあいながらレベルを上げていけたらと思います。11月の全日本をはじめ、年内出場が決まっている大会では自分の力を出し切れるよう頑張りたいと思います。
■横山聖選手のコメント
 鉄棒は吉岡さんが失敗して転がり込んできた優勝なので複雑な心境ですが、しっかり通せたことが結果につながったのだと実感しています。昨日は優勝を目指していたので結果に満足していませんが、粘り強い試合ができたと思っています。とくに鉄棒ではトカチェフでプロテクターの芯の上からバーを握ってしまったので飛ぶかと思いましたがうまくフォローできて今日につながりました。
 これまでジュニア強化指定選手として国際大会を経験させていただきましたが、海外の方々に声援を送ってもらったり、いい演技をして拍手をもらったりした経験は自分のやってきたことの確認にもなるし、自信になります。まだまだ筋力がなく体線の美しさを十分に表現できるようになっていませんが、オリンピックに出場して活躍する夢を実現できるよう頑張ります。
■鈴木聖羅(すずきせいら)選手のコメント
 優勝したというよりは、昨日の跳馬では着地で失敗してしまい、今日は何とか立ててホッとしたというのが率直な感想です。昨日は、初めての国際大会ということもあり緊張しましたが、跳馬の失敗の後、残りの種目はミスなくできたので自信になりました。跳馬については脚を開いているので、閉じてできるようにしたいですし、他の種目ももっと技を増やしていけるようにしたいです。
■村上茉愛(むらかみまい)選手のコメント
 昨日の平均台の落下で足を痛めていたのですが、そのわりには全体的にそれなりの演技ができ、最後の着地も決められてよかったです。この大会を振り返ると、やはり昨日の平均台の失敗が悔しかったです。入りの宙返りで落下してしまって、全体的なリズムが崩れて次の失敗にもつながったように思います。ただ、跳馬では予定していたユルチェンコ2回ひねりを1回ひねりに難度を落としましたし、平均台の2度の落下を差し引けば、上に行けることも感じられました。姿勢欠点が多いといわれるのでそれを克服してオリンピックに出場したいです。