ロッテルダム世界選手権現地レポート(男子予選8班)

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 現地10月19日男子予選8班。注目は跳馬スタートのハンガリー。
 ハンガリー跳馬、VLACSILが伸身ツカハラ?、KALLAIが伸身ツカハラ1回ひねり、NYERSが伸身カサマツひねり、MIHOKがローウン、HIDVEGIが伸身ツカハラ1回ひねり、姿勢欠点や実施減点がみられるものの、転倒など大過失なしで乗り切る。
 ベトナム初の種目別世界選手権ファイナリストとなったHA THANHの平行棒、棒下1回ひねり、棒下、棒下ひねり、車輪、支持前振り開脚抜きで手を持ち損ねバーの上に腰かける、チッペルト、ヒーリー、ピータース、後方屈身2回宙着地で前に。
 キプロスGEORGALLASのつり輪、アザリアン十字~十字倒立~中水平、振り上がり十字倒立、屈身ヤマワキ、振り上がり中水平、ナカヤマ十字と正確にこなす、振り上がり上水平、ほん転倒立、後方かかえ込み3回宙返りで前のめりに転倒。
 ハンガリー平行棒は55.249を獲得。ヒーリー、前方開脚5/4宙返り腕支持など成功させる。
 ハンガリー鉄棒、ヤマワキなど実施。バーを越えながら前方かかえ込み2回宙返り下りをする選手2名。3回宙を実施する選手も、
 ハンガリーゆか、尻もちなど転倒もあり得点を伸ばせず52.431。
 ハンガリーあん馬、マジャール選手というあん馬のスペシャリストの母国ということもあり、マジャール移動を全選手が成功。あん馬のみでエントリーしたBERKIが最終演技者として登場。交差倒立、Eフロップ~Eコンバイン、下向き1080度転向、シュピンデル、馬背前移動、馬背後ろ移動、ウゴニアン、転向倒立1回ひねり移動下りを見事に成功。あん馬トップに。
 ハンガリーのつり輪、最初の2名は力がなく、倒立も決められない状況だった。結局334.109で19位。
 アルメニアのMERDINYANが腰高の旋回でマジャールなどを構成しDスコア6.4・Eスコア8.933を得てあん馬6位に入り込み、日本の中島が9位に。
 ベトナムの跳馬、3選手が種目別をねらいに。HA THANHが屈身メリサニディス(ユルチェンコ後方屈身2回宙返り)に挑戦、2本目ドリッグスライン減点で決勝進出ならず。
 ノルウェーのJANSEN、最高齢42歳はゆか、跳馬以外の4種目に出場し49.366を獲得。
残り2班を残し、団体暫定順位は変わらず1位中国、2位日本、3位アメリカ。
個人総合予選は1位内村変わらず。
種目別暫定順位において日本の最上位選手は、ゆか内村7位、あん馬中島9位、つり輪3位山室、跳馬7位山室、平行棒4位植松、鉄棒2位植松。
JANSEN(NOR)の十字懸垂