ロッテルダム世界選手権現地レポート(男子個人決勝)6

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 現地10月22日男子個人決勝最終第6ローテの模様をレポートします。
■1班
<鉄棒>
YOO Won Chul (KOR)、コールマン、ヤマワキ、伸身新月面(着地止まる)
PURVIS Daniel (GBR)、アドラーひねり~ヤマワキ、シュタルダーとび1回半ひねり、シュタルダーとび1回ひねり(いずれも軸がぶれる)、伸身月面(後ろ1歩)
HORTON Jonathan (USA)、伸身コールマン、車輪とび1回半片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身コバチ、屈身コバチ、伸身月面(着地止める)
LU Bo (CHN)、アドラーひねり、伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり(やや乱れる)~ヤマワキ、大逆手エンドー、伸身月面
BOY Philipp (GER)、伸身コールマン、アドラーひねり(かなり乱れる)、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身月面(前1歩)
内村航平(JPN)、屈身コバチ、シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり(団体決勝に続いて戻る)、ヤマワキ、コバチ、コールマン、車輪とび1回半ひねり片大逆手、伸身新月面(着地止まる!!)
■2班
<ゆか>
LEYVA Danell (USA)、伸身新月面、ツルバノフ、トーマス、マンナ~倒立、前宙2回ひねり~前宙1回ひねり、テンポ~後方宙2回半ひねり(前に1歩)
KUKSENKOV Mykola (UKR)、前宙2回ひねり、後ろとびひねり前方2回宙、ゴゴラーゼ、フェドルチェンコ、トーマス、後方宙2回半ひねり(前に1歩)
HUNTER Samuel (GBR)、後方宙3回ひねり(後ろに1歩)、ツルバノフ、後方宙2回半ひねり~前宙ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、トーマス、前宙2回ひねり~前宙1回ひねり、前宙2回半ひねり(大きく1歩、ライン減点)
TENG Haibin (CHN)、後方宙1回半ひねり~伸身前宙~前宙1回半ひねり、開脚旋回ひねり倒立~ゴゴラーゼ、側方宙返りひねり、フェドルチェンコ、かかえこみ月面(大きく前に1歩)
KHOROKHORDIN Sergey (RUS)、新月面、テンポ~前宙転、フェドルチェンコ、十字倒立、前宙1回ひねり~前宙転、後方宙2回半ひねり~前宙ひねり(詰まる)、かかえこみ月面
KOCZI Flavius (ROU)、ひねり前宙1回ひねり~前宙2回半ひねり、後方宙2回半ひねり~前宙ひねり、マンナ(倒れる)、後方宙3回ひねり
■3班
<あん馬>
SHATILOV Alexander (ISR)、とび交差ひねり、ロス、マジャール、1080度転向下り
TOMMASONE Cyril (FRA)、交差倒立、Dコンバイン、Eフロップ、ロス、マジャール~シバド、シュテクリA倒立ひねり移動下り
SPIRIDONOV Evgenij (GER)、逆交差倒立、ウーグォニアン~フェドルチェンコ、前移動(3/3、C)~シバド、Eフロップ、シュテクリA倒立ひねり移動下り
DEVYATOVSKIY Maxim (RUS)、交差ひねり、Eフロップ、Dコンバイン、マジャール~シバド、前移動(停滞)、シュテクリA倒立(倒立に上げることできず)
RIVERA Luis (PUR)、マジャールシュピンデル、とび交差ひねり(B)、前移動(3/3)~後ろ移動(3/3)~トンフェイ、フェドルチェンコ、ウーグォニアン、1080度転向下り
植松鉱治(JPN)、トンフェィ、Dフロップ、Dコンバイン、ウーグォニアン、シバド、前移動・とび前移動、とび交差、逆リヤ倒立ひねり移動下り
■4班
<つり輪>
KIM Soo Myun (KOR)、け上がり中水平、ヤマワキ連続~振り上がり上水平(足が下がる)、伸身月面(前1歩)
FOKIN Anton (UZB)、振り上がり中水平、、中水平、ヤマワキ連続~ホンマ十字、振り上がり上水平、振り上がり倒立(肘が曲がる)、屈身前方2回宙(後ろ1歩)
SAVITSKI Dzmitry (BLR)、け上がり中水平、アザリアン十字、中水平、ナカヤマ十字、ヤマワキ連続~振り上がり上水平、伸身月面(ほぼ止まる)
VARGAS VELAZQUEZ L. (PUR)、振り上がり上水平、前振り上がり中水平、アザリアン十字、け上がり十字懸垂、ヤマワキ連続~振り上がり上水平(足が下がる)、ホン転倒立(揺れる)、伸身月面(屈身に近い、和えに1歩)
MUNOZ Sergio (ESP)、振り上げ中水平、上水平、アザリアン十字、中水平、ヤマワキ~振り上がり十字倒立、伸身月面(着地止まる)
GONZALEZ SEPULVEDA (CHI)、逆上がり十字懸垂、振り上がり上水平、ヤマワキ連続~ホンマ十字、新月面(右に1歩)
★アドラー1回ひねりこそ団体決勝同様の出来で戻ったものの、ミスをミスと思わせない美しい出来で、最後の着地もロンドンでは叶わなかった「着地を止めて優勝を」という強い思いを持って見事に止めて優勝を決めた。日本初の世界選手権二連覇を達成(五輪を含めばメキシコ、ミュンヘン連覇の加藤沢男氏以来)。さらに、世界選手権としては2006年、2007年の楊威(中国)に続く個人総合二連覇となった。点差を見ると内村を打ち負かす選手はなかなか出ない印象さえ与える圧勝。外国人記者にも「優勝しても嬉しそうに見えない」と聞かれて、「嬉しいんですよ、でも今は疲れている方が勝っている」というほど、連日の試合の疲労度はかなりのはず。明日も更に種目別決勝がある。試合に対しては決して半端な気持ちで臨まない姿勢を見せる内村。種目別でも更にメダルの数を増やす演技に期待したい。
 植松に関しては、あん馬、平行棒と本来自分で得意という意識を強く持たない種目が好調。鉄棒の失敗はかなり悔しいはずだが、個人総合の他、平行棒、鉄棒と決勝に残った種目別決勝。「この雰囲気の方が好き」というほどのハートの持ち主。オランダ選手の登場できっと盛り上がるであろう観客を、自分の演技で最高潮にすることも出来るはずだ。彼本来の目標は鉄棒の金メダル。その前の平行棒での活躍も期待しつつ、鉄棒で日本選手久々の種目別優勝を楽しみにしたい。
結果(上位8名)
1位 内村(92.311)
2位 BOY(90.048)
3位 HORTON(89.864)
4位 KUKSENKOV(89.831)
5位 PURVIS(88.965)
6位 LU BO(88.964)
7位 KHOROKHORDIN(88.664)
8位 植松(88.398)