全日本男子種目別インタビュー

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男子種目別
■平行棒優勝 = 小林研也選手(KONAMI)
■鉄棒優勝 = 田中佑典選手(KONAMI)
[小林選手] 今日の平行棒は、価値点を上げた通しで、満足のいく演技ができました。
[田中佑選手] 大会3日目ということで、疲れがあったり、痛いところが痛くなったり、しんどかったんですけれど、今年、鉄棒のスペシャリストとしてオリンピックに出ているので、オリンピック選手としての意地を鉄棒で見せることができて、良かったなと思っています。
―演技に臨む前に 16.050 という高得点がトップの点数だったんですが、どんな気持ちで臨みましたか?
[田中佑選手] 同じコナミ所属の植松さんが、高得点を出して、逆に「自分もやらないとな」と燃えた部分がありました。
―昨日団体で連覇を逃した中での、種目別にはどんな気持ちで?
[田中佑選手] 団体では悔しい気持ちというのがあったので、自分の昨日の演技にしても、あまり納得のいく演技ができていませんでしたし、今日は何か1つでも良い動きができるようにと心掛けてやりました。
[小林選手] 昨日はあん馬でミスをして、団体で負けるのがいちばん悔しいというのがわかっていてまた団体で負けてしまったので、今日はできるだけ良い演技をして、満足のいく形でこの全日本選手権をしめくくりたいと思っていました。最後の平行棒の演技で自分の満足いく演技が出せたので、その点は満足しています。
―田中佑選手、平行棒については、どのように考えてますか?
[田中佑選手] この3日間通して、あまり良い演技ができなかったんですけれど、何かこう締まりがなかったというか、3日間通して手ずらしが多かったですし、今後の課題としては、Dスコアが種目別に残った選手たちと比べてすごく低いので、Dスコアの向上を目標にやっていきたいと思います。
―小林選手、今の時点でこのあと見据えているものは?
[小林選手] やっぱり僕は「世界選手権の団体で金メダルを取りたい」という思いがまだあるので、あと2年間はトップでやっていけるように、取りあえず努力したいなと思っています。
■ゆか優勝 = 加藤凌平選手(順天堂大学)
■あん馬優勝 = 今林開人選手(順天堂大学) 
[加藤選手] 今日は4種目に出たんですけれど、その中で自分が納得できる演技は1つもなかったんです。それでもゆかの一番とあん馬の二番のタイトルを獲得できたのは嬉しかったです。
[今林選手] あん馬で優勝できたんですけれど、決勝で行う通しをぜんぜんやり込んでいなくて、もう一か八かの賭けでの優勝だったので、自分でも今ビックリしています。
―加藤選手、ゆかにどんな気持ちで臨み、演技を改めて振り返ってみると?
[加藤選手] 高い難度で演技をしたというのはあるんですけれど、最終演技者で、前の人がかなり大きな失敗をしていたので、そんなにプレッシャーを与えられずに落ち着いて演技ができたというのと、それでも着地がぜんぜんまとまっていなくて、止まる部分が1つしかなかったので、そこが次の課題です。
―加藤選手、一昨日、昨日、今日に多くの種目に出て疲れたと思いますが、今日を乗り切れた要因とこの大会で何か得られたものは?
[加藤選手] 3日間、かなり多くの種目に出て疲労はたくさんあったんですけれど、オリンピックの代表という意地があったので、3日間しっかり通さなきゃいけないと思いました。この大会での収穫はDスコアを全種目上げて試合に臨んだんですけれど、すべて通すことができて、たぶん次の試合に繋がっていくと思うので、それが大きな収穫です。
―加藤選手、あん馬6.7のDスコアで今日やっていましたが、個人総合で出る場合はこのDスコアでやっていくということですか?
[加藤選手] 来年は今日 種目別で演技したDスコアで臨みたいと思うんですけれど、それはその日の調子という部分もあるので、体の動きが良い時には、このDスコアで試合に臨みたいと思っています。
―あん馬6.7は今までやった中で最高ですか?
[加藤選手] はい、最高です。
―今林選手は今大会最も派手なガッツポーズでしたが
[今林選手] 僕の経験的にガッツポーズは考えてやると失敗するというジンクスみたいなものがあって、今回はガッツポーズのことは絶対に考えないようにして、演技だけに集中していたんですが、あそこで出たガッツポーズは、その場で自分の喜びを表現したというものです。
―今回、日本最高の大会で団体も個人も優勝したというのは?
[加藤選手] タイトルだけを考えるととても嬉しいことなんですけれど、種目別では一番の強敵の内村航平選手が出てきていなかったので、航平さんが出場して、その同じ舞台で戦いたいと強く思いました。
[今林選手] 僕は最初から団体総合に賭けていて、ほぼ種目別のことは意識していませんでした。団体で優勝して昨日ちょっと気持ちが切れていた部分もあったんですけれど、今日の種目別は気持ちをまた一から作り直して、正直「失敗してもいいや」という気持ちで取れたタイトルなので、僕がいちばんビックリしてます。
■跳馬優勝 = 佐藤巧選手(徳洲会体操クラブ)
■つり輪優勝 = 岡村康宏選手(朝日生命)
■平行棒優勝 = 星陽輔選手(セントラルスポーツ) ※左から
[佐藤選手] 今日の演技は、練習の70%ぐらいしか出せなかった演技だったんですけれど、順位が1番だったということで、嬉しさもあり、もうちょっと練習しなきゃいけないなという後悔もありました。次に活かしていきたいなと思います。
[岡村選手] 予選はトップで通過したので、優勝を狙っていたんですけれど、優勝できてホッとしているというのが大きいです。あと嬉しさもあるんですけれど、追われる立場みたいな感じを受けていたのでホッとしています。
[星選手] 今日はこれをやりにきたという形で、良い結果に繋がって非常に嬉しく思っています。
―内村選手、山室選手たちが出ていない勝負は、チャンスだと思っていたか?勝たなければいけないという気持ちが強かったか?
[佐藤選手] 僕は航平さん(内村)や光史さん(山室)が出ていない跳馬で、モチベーション的には下がったというか、出ていないなら勝って当たり前ぐらいの気持ちでした。
[岡村選手] 僕はチャンスだとは思っていましたけど、誰が出ても優勝できるような練習をしてきた自信はあります。
[星選手] 自分のやることをやるだけだと思うので、それだけです。
―岡村選手、5年振りに優勝してどういう気持ちか?5年前と今の自分の違いは?
[岡村選手] 5年前と比べて自分も成長しましたし、5年前から周りも強くなってきて、自分も優勝できなくなってきて、今回、自分の練習の成果が出て、優勝できたと思っています。主に練習で意識していたことは力技なんですけれど、姿勢や秒数は意識して、最後まで体力が持つように、それだけを意識して練習してきました。
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