第45回世界体操競技選手権現地レポート 男子予選第9班

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■アメリカ
 あん馬。LEYVA、緊張する中、最初の演技者として大きなミスなく通す。WHITTENBURG、たとたどしい旋回ながら大きなミスなくLEYVAに続く。OROZCO、2度目の交差倒立で脚をおろして力で上げきる。MIKULAK、ミクラック、コンバイン、トンフェイ、転向倒立3部分1回ひねり下りを決める。NADDOUR、フロップで少しバランスを崩しかけるが修正し、しっかり通す。鬼門のあん馬を大過失なく好調な滑り出し。
 つり輪。DALTON、け上がり中水平~上水平、新月面着地少しとぶ。OROZCO、倒立のきめが少し甘く、月面ひねり着地ほんのわずか動く。MIKULAK、中水平、など正確にこなし、新月面着地わずかにとぶ。NADDOUR、中水平などまとめ、月面ひねり着地わずかにとぶ。WHITTENBURG、振動倒立のきめが甘く、最後、伸身新月面の着地大きく後ろにとぶ。15.500。
 跳馬。LEYVA、ドリッグス着地1歩左に、ライン減点。MIKULAK、ロペス着地前に大きくとぶ。NADDOUR、前転とび前方伸身宙2回ひねりで右手を右につくミスでライン減点あり。DALTON、ロペス着地1歩。2本目ヨー2着地1歩にまとめる。WHITTENBURG、ドラグレスク着地後ろに大きくとぶ。2本目リセグワン雄大だが着地が取れず後ろにそのまま後転してしまう。
 平行棒。OROZCO、棒下ひねりで少しバランスを崩しかける、後方屈身2回宙の着地後ろに少しとぶ。MIKULAK、ホンマからの倒立で少し肘を曲げる、棒下ひねりの途中でそのままバランスを崩し停滞、後方屈身2回宙の着地よこに少しとぶ。DALTON、いい流れで演技を実施、後方屈身2回宙の着地1歩動く。WHITTENBURG、パワフルな演技、前方かかえ込み2回宙ひねり下りの着地1歩。LEYVA、素晴らしいテンハイビン、ハラダで少し足われ、前方かかえ込み2回宙の着地を止める。
 鉄棒、DALTON、アドラーひねり~伸身トカチェフ~ギンガー成功、伸身新月面ほぼ着地止める。WHITTENBURG、迫力あるヤマワキ、全体的に姿勢欠点ある演技。MIKULAK、ギリギリのカッシーナ、アドラーひねりで大きく足割、アドラー1回ひねりで倒立を大きく外れてバランスを崩す。LEYVA、アドラー1回ひねり両逆手~ヤマワキで落下。OROZCO、雄大なリューキン、伸身トカチェフひねり、最後伸身月面着地わずかにとぶ。
 ゆか。NADDOUR、最後の月面で着地横にとぶ以外、着地を止めてくる。WHITTENBURG、伸身新月面など豪快なタンブリングだが着地を止めきれず、伸身前宙~前方屈身2回宙の着地で大きく前に1歩動きライン減点。MIKULAK、平行棒、鉄棒とミスが続いていて、ゆかの前半は非常にいい動きをしていたが、十字倒立で肘をまげてしまい静止できず。個人総合優勝を狙うMIKLAKにとって不本意な予選に。OROZCO、新月面、伸身トーマスの着地で少し不安定。DALTON、雄大な後ろとびひねり前方伸身2回宙、着地1歩大きく前に出し、ライン減点。最後の後方宙3回ひねりの着地を止める。
アメリカは鉄棒で重なったミスが響き、360.393で団体3位となり最終班の結果を待つことに。