第69回全日本体操個人総合選手権 男子1日目1班

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男子1日目 1班
1位 今林開人  86.100
鉄棒 開きの表現のあるコバチ、コールマンを決める。下りは伸身ルドルフ。
ゆか 大きなミスはなかったが着地で動く場面が目立った。
あん馬 雄大な旋回で定評のある種目だがコンバインで大きくバランスを落下
つり輪 振動倒立の実施が安定していた。かかえこみルドルフの着地もまとめる。
跳馬 ドリッグス:雄大な跳躍で着地は両足でわずかに動く。
平行棒 ピータースで少し倒立をはずすが後方屈身2回宙の着地を止める。
得意のあん馬で落下という大きなミスをおかしたが、他の種目はそつなくまとめ暫定1位。
2位 垣谷拓斗  85.400
跳馬 アカピアン:まずまずの実施。
平行棒 ホンマの後の倒立を力でこなす。開脚宙屈碗支持、前方2回宙返り下り1歩にまとめる。
ゆか 2節目に後方3回ひねり、終末技は後方2回半ひねり、あまりDスコアは高くないがまとめる。
あん馬 入りの交差倒立で若干力を使うが、その後はほとんど上下動のない安定した実施で通しきる。
つり輪 力静止への持ち込みがスムーズ、ほんてん十字倒立で大きくそったがこらえる。前方屈身2回宙返り下りまとめる。
得意のあん馬ではこの班の最高得点を獲得するなど、6種目大きなミスなくまとめ暫定2位。
3位 湯浅賢哉  85.350
ゆか 美しい身のこなしで大きなミスなく演技をまとめる。
あん馬 馬端?馬端への開脚旋回横移動を入れた構成、若干動きが詰まる場面もあったが大きなミスなく通しきる。
つり輪 ヤマワキ?屈身ヤマワキ、若干支持姿勢が見られたが安定した実施、下りはかかえこみ月面ひねり。
跳馬 アカピアン:姿勢の美しい跳躍で着地は小さく1歩。
平行棒 マクーツとヒーリーで大きくバータッチするが持ちこたえる。
鉄棒 危なげない演技、伸身新月面着地1歩
6種目とも美しい実施で大きなミスなくまとめ高校生ながら暫定3位につける。
4位 田中康久  85.200
つり輪 静止技しっかり止め、姿勢が美しい。伸身月面着地止める。
跳馬 ドリッグス:着地で少しよろけた。
平行棒 
鉄棒 アドラー1回ひねり~雄大なヤマワキ。
ゆか 丁寧な演技実施で大きなミスなくまとめる
あん馬 大きなミスなく最終種目を終了
5位 田浦聖也  85.100
つり輪 ほんてん倒立で少しぶれる、ヤマワキ連続で脚割れ目立つ。下りはかかえこみルドルフ。
跳馬 ドリッグス:高さのある雄大な跳躍、着地が大きく動く。
平行棒 リチャード少しバランスを崩しかけるが成功!
鉄棒 アドラー1回ひねりで大きく倒立をはずすが持ちこたえる、コールマンなど勢いを感じる演技。
ゆか 前方2回ひねり?前方伸身宙返りで入り、最後は後方3回ひねり、まずまずの実施。
あん馬 あまりDスコアの高い構成ではないが安定した実施でまとめる。
6位 安川 航  84.950
ゆか 高さのある後ろとびひねり前方屈身2回宙返り、最後の後方3回ひねりは少し動くがミスなくまとめる。
あん馬 コンバインで動きがつまる、大きなミスはなかったが全体的に上下動の目立つ実施。
つり輪 内容的には大きなミスなくまずまずの実施だったが、下りのかかえこみルドルフが低くなり手をついた模様。
跳馬 ドリッグス:着地はまとめていたが空中での膝ゆるみが見えた。
平行棒 車輪単棒縦向き倒立をまとめ、後方屈身2回宙の着地を止める。1班でのこの種目最高得点
鉄棒 コールマン、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身新月面着地止める。
以下
7位 前野風哉  84.900
あん馬は縦移動の向きの正確さ、上下動の少ない安定した実施が目を引いた。
8位 小倉佳祐  84.600
跳馬でロペスを実施、雄大な跳躍で着地も腰高だったが、ラインオーバーあり。
9位 荒屋敷響貴  84.550
平行棒 ホンマから入り、浮きのある棒下宙返り、車輪ディアミドフ、・・・安定した実施。
鉄棒 コールマン、トカチェフなどを取り入れた演技、着地までまとめる。
あん馬 力強さを感じさせる安定感のある実施。下りで若干停滞が見られたがしのぐ。
つり輪 まずまずの実施。 
跳馬 アカピアン:まずまずの実施でまとめる。
10位 佐藤 光  84.400
あん馬では安定感のある実施だったが、ロスでつまり、下りがC難度に。
青山政孝、加藤裕斗、中島立貴は途中上位につけていたが以下の成績となり1日目を終了。
11位 青山政孝  84.350
跳馬 ドリッグス:少し突っ張った着地となったが、雄大な跳躍でほぼ止める。
平行棒 シャルロ?ヒーリーを成功、棒下ひねりで倒立に収めきれず。
12位 加藤裕斗  84.200   
ゆか 後方3回半ひねり?前方半ひねりで入り、最後は後方3回ひねり、高いDスコアの構成をダイナミックかつ丁寧な実施でまとめる。
あん馬 前半リズムに乗り切れない感じだったが、立て直す。全体としてはまずますの実施。
平行棒 回転の速いドミトリエンコを決めるが、チッペルトにいく振り下ろしでマットに大きく足をつき停滞。
鉄棒 コールマン少しバーから遠くなったが懸垂、リバルコ片大逆手で少し握り損ねるがうまくカバー、伸身新月面着と止める。
17位 中島立貴  83.750
跳馬 ドリッグス:小さな動きで着地をまとめる。
平行棒シャルロで肘を伸ばしきれなかったが流れのある演技。
鉄棒 伸身ルドルフの着地で手をつく。
つり輪 シャープな線で倒立など基本姿勢が非常に美しい実施。 
その他、目を引いた実施として、大川翔平の交差倒立からの逆交差入れはヒーリーのような捌きで非常に素晴らしい実施だった。また、金田浩斗のバブサーも素晴らしい実施だった。
ほとんどの選手がなにかしら大きなミスをおかしており、そんな中でミスを最小限に抑えた選手が上位につけたという印象だった。