第31回オリンピック競技大会・男子鉄棒決勝

報告者:

HAMBUECHEN Fabian GER
カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ~リバルコ、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、シュタルダー1回とび1回半ひねり大逆手懸垂、アドラーひねり、伸身新月面。着地はほぼ止めるが、最後にバランスを崩して一歩動いてしまった。15.766
ZONDERLAND Epke NED
2連覇を狙って登場。カッシーナ~コバチで落下。しばらく体ごと、顔までもマットに伏せたまま起き上がれず。その後、再度コバチを実施。その後、コールマン、シュタルダーとび1回半ひねり、アドラー1回ひねり、アドラーひねり。最後の伸身月面は着地を止めた。14.033
WILSON Nile GBR
カッシーナ、コールマン、リバルコ、アドラー1回ひねり(角度不足)、アドラーひねり~伸身トカチェフ、トカチェフ、伸身月面(着地止める)15.466
MIKULAK Samuel USA
カッシーナ、コールマン、リバルコ片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、トカチェフひねり、アドラーひねり、伸身新月面(着地ほぼ止めるが前に一歩)。アドラーなどの倒立がやや甘く15.400
VERNIAIEV Oleg UKR
ヤマワキひねり、モズニク、アドラーひねり~トカチェフひねり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ。その後をエンドーにしたが上がらずに戻ってしまう。最後は伸身新月面であるが、着地が前に崩れる。種目別に入ってから不安定になっているが、4種目で決勝に残ったのは見事。13.366
BARRETTO JUNIOR Francisco BRA
ツォウリミン、モズニク、アドラー半ひねり~伸身トカチェフ~トカチェフひねり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手~大逆手エンドー、伸身月面。長身を生かした美しい線を出して最後の着地まで綺麗にまとめた。15.208でメダルには届かず。
LARDUET Manrique CUB
モズニク、アドラーひねり~伸身トカチェフ~トカチェフひねり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ(この後け上がりになってしまう)、シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手、ツォウリミン、フェドルチェンコ。ヤマワキの後に勢いが止まってしまったのが勿体ないところ。フェドルチェンコは後ろに一歩動く。15.033
LEYVA Danell USA
アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身トカチェフ、コールマン、シュタルダーとび1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり(倒立反る)、リバルコ片大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、伸身新月面(着地後ろに両足で一歩弾む)。15.500で2位に入った!
ドイツのHAMBUECHENが鉄棒でようやく金メダルを獲得。2004年のアテネ五輪から狙っていた金メダルをようやく手中にした。2位にはHAMBUECHENと同じDスコアをマークしたアメリカのLEYVAが入り、平行棒に続くメダル獲得となった。3位にはイギリスのWILSONが入り、イギリス男子はこれで種目別決勝で4つのメダルを獲得した。日本の鉄棒の実力は金メダルを獲得できるものがあるだけに、東京五輪では是非ともこの鉄棒でもメインポールに日の丸が上がるのを期待したい。
~最終順位~
1位 HAMBUECHEN F GER 7.3 8.466 15.766
2位 LEYVA D USA 7.3 8.200 15.500
3位 WILSON N GBR 6.8 8.666 15.466
4位 MIKULAK S USA 6.8 8.600 15.400
5位 BARRETTO JUNIOR F BRA 6.9 8.308 15.208
6位 LARDUET M CUB 7.0 8.033 15.033
7位 ZONDERLAND E NED 6.9 7.133 14.033
8位 VERNIAIEV O UKR 6.3 7.066 13.366