第56回NHK杯女子個人総合 第3ローテーション

報告者:

■1組 平均台
村上茉愛
交差とび上がり(D)、屈身前宙(E)、バク転スワンスワンは一つめのスワンのあと少し迷ったように見えたがつなげる。以前の村上選手なら落下していたか、スワン一つで止めていたような実施だが、つなげられたところは平均台強くなったなぁという印象。交差輪とび(E)、2回ターンで少しふらつき、屈身ダブルで後ろへ大きく1歩。フーっと息を吐き、ホッとした表情。
宮川紗江
ロンダート+両足伸身宙返りと抱えこみ前宙で落下。ここで2回の落下。。
寺本明日香
2回ターン、バク転バク転スワン(B+B+C)はしっかりとした安定感。前脚を伸ばした大ジャンプ+交差ジャンプ+抱えこみ側宙(B+C+D)の組み合わせで加点をとると、交差1/2ひねりからオノディはつながらず。側宙はなんとかこらえたかと思ったが安心した瞬間フラフラとしだし、片足があがってしまうフラつき。演技中なのに本人も苦笑い。最後の3回ひねりは少しひねり不足だが着地はまとめる。
中路紫帆
ロンダートからオノディでの上がり技(F)、美しい交差輪とび、足もち1回ターン、バク転スワンスワン(B+C+C)はどっしりと落ち着いて決める。片足伸身前宙+羊とびでは少しふらつき。オノディ、側宙+前後開脚ジャンプ(D+B)、最後の2回半ひねりは前へ大きく一歩。ホッとした表情が印象的。
梶田凪
ロンダートから両足伸身宙返り上がり(F)、交差ジャンプ+足もち1回ターン(C+D)、側宙、片足伸身前宙+前後開脚ジャンプ(D+B)、バク転バク転スワン(B+B+C)\、交差輪とび、下りのロンダートからの蹴りで少しつまったように見えたが、なんとか2回半ひねりの着地をまとめる。梶田選手、平均台うまくなったなという印象。堂々とした演技。
杉原愛子
片足伸身前宙+交差ジャンプ+羊とび(D+C+C)の組み合わせだが、前宙のあとにほんの少し躊躇が見えたので、組み合わせの承認がどうか。バク転スワンで横を向いてしまうふらつき、前脚を伸ばした大ジャンプ+側宙+前後開脚ジャンプ(B+D+B)は側宙のあとの躊躇が組み合わせの実施にどう響くか。交差輪とび、3回ひねりの着地をまとめる。
■2組 ゆか
笹田夏実
メメル~フルターン、かかえ込み月面(着地止める)、テンポ~後方かかえ込み2回宙、カデット半ひねり~前後開脚ジャンプ1回ひねり、前方1回ひねり、交差輪とび~交差とびひねり、後方屈身2回宙。この種目でも安定した演技を見せた。
中村有美香
後方1回半ひねり~前方1回半ひねり、後方2回半ひねり(ラインぎりぎり)、カデット半ひねり、後方屈身2回宙(前一歩)、2回ターン、交差輪とび~交差とび半ひねり、後方かかえ込み2回宙。着地の乱れはあったが、非常に魅せる振り付けで高い芸術性を感じた。
内山由綺
カデット1回ひねり、後方かかえ込み2回宙、後方2回半ひねり~前方かかえ込み宙、交差輪とび~交差とび半ひねり、後方屈身2回宙(着地後ろに2歩)、メメル、輪とび大ジャンプ。着地で惜しいところはあったが、線の美しさを生かした妖艶な演技でいい内容であった。
塙颯香
ポパ、後方1回半から後方屈身2回宙(着地後ろに大きく一歩、ラインオーバー)、カデット半ひねり、交差とび~交差輪とび、後方2回半ひねり~前方かかえ込み宙、後方かかえ込み2回宙(着地止める)、フルターン。途中のラインオーバーがもったいない演技。
小池亜優
後方2回半ひねり~前方かかえ込み宙(ラインオーバー)、後方かかえ込み2回宙、2回ターン(軸が後ろになる)、交差輪とび、カデット半ひねり、後方屈身2回宙、I字ターン、後方2回ひねり。
花島なつみ
4回ターン(不足)、後方かかえ込み2回宙(高い!)、後方2回半ひねり~前方1回ひねり、水平2回ターン~フルターン(半分不足)、交差輪とび~カデット1回ひねり(不足)、後方屈身2回宙。体操系で高難度を狙っていたが少しずつ不足して残念であった。笑顔で演技を見せてくれた。
■3組 跳馬
畠田 瞳
伸身ツカハラとび1回半ひねり(カサマツひねり)、少し窮屈な実施、後ろに1歩
四方奈々依
伸身ユルチェンコ1回ひねり、少しこじんまりした跳躍、両足で後ろに1歩
本田美波
伸身ツカハラとび1回ひねり(カサマツ)、余裕ある跳躍で着地もうまくまとめる
吉村萌恵美
伸身ユルチェンコ1回ひねり、雄大な跳躍、着地は後ろに少し動く
刀根綾菜
伸身ユルチェンコ1回ひねり、若干こじんまりした跳躍、着地は後ろに少し動く
森 蒼佳
前転とび前方屈身宙返りひねり、余裕ある跳躍、着地は後ろに2歩