第47回世界体操レポート/ポディウム練習2日目

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大会情報・結果
現地9月30日、男子4班と女子1から2班のポディウム練習が行われた。
【男子4班】
 韓国、ブラジル、オランダ等が登場。韓国YangHakSon選手は跳馬のみの演技。右太もものサポーターが気になるが、ヤンハクソンとロペスを跳ぶ。ブラジルZanetti選手、力技の表現は見ごたえがあるが少し練習不足の感じが見受けられた。同じくブラジルMariano選手もゆかの演技をおこなったが、リオデジャネイロオリンピック時の勢いは強く感じられなかった。オランダZonderland選手、平行棒と鉄棒の練習に取り組む。平行棒の動きはよくなかったが、鉄棒はさすが。アップなしで「エンドー1回ひねり大逆手、カッシーナ、伸身コバチ、コールマン~伸身ゲイロード2、アドラーひねり、シュタルダー1回半ひねり大逆手、ホップターン、伸身新月面」を成功させた。トルコColak選手がつり輪における力技の表現を多方面で意識している感じを受けた。ニュージーランドKoudinov選手がゲイロード1回ひねりを成功。チリGonzales選手がゆかで丁寧な演技。以上、男子予選は現地10月2日からいよいよ始まる。
【女子1班】
 イギリスなどが登場。イギリスFragapane選手、ゆか伸身月面からジャンプなどビッグタンブリング。イギリスGeorgia-Mae Fenron選手、段違い平行棒、シュタルダートカチェフひねり~前方伸身宙1回ひねり下移動など個性的な移動技を連続。オーストラリア選手、マロニーひねりに積極的に取り組む。スペイン選手、マロニー~ギンガーなど移動技と手放し技の組み合わせを実施。
【女子2班】
 ベルギー、カナダ、ロシアが登場。ベルギーDerwael選手が最初の段違い平行棒で個性的な演技構成で多くの目を引く「シュタルダー屈身トカチェフ、シュタルダートカチェフひねり~エジョワ、シュタルダーシャポ~パク1回ひねり、マロニーひねり、フット1回ひねり~月面」。ロシアMelnikova選手難しい技を行うがミスが目立つ。ロシアPaseka選手、腰にサポーターを巻いてゆかは通しを行わなかった。跳馬はアマナール等決める。ロシアEremina選手が一人気を吐く。段違い平行棒でのフット伸身トカチェフは一見の価値あり。地元カナダの演技も非常に目を引く。右足首のテーピングが気になるBlack選手、ゆかの通しの宙返りのシリーズでミスを出したが、その他はスピードある動きを披露。Moors選手、前方系の技の目立つ演技を披露。平均台では前転とびから前方伸身宙1回半ひねり下り、ゆかでは前方かかえ込み2回宙返り半ひねり(ポドコパエワ)を決める。全体的に多くの選手がゆかの振り付けを意識した取り組み。
女子は10月1日に3~5班がポディウム練習を実施。最終の5班に日本が登場。