第47回世界体操レポート/女子跳馬決勝

報告者:

STEINGRUBER Giulia (SUI)
1本目)チュソビチナ。左後ろに一歩動く。ラインオーバーあり。後半に膝割れと緩みあり。14.633
2本目)ユルチェンコ2回ひねり。着地を取りに行ったためか、低い姿勢で後ろに一歩動く。過去に膝を怪我した技であったために、慎重になったか??14.300
決定点)14.466
OLSEN Shallon (CAN)
1本目)地元の大声援を受けてスタート。アマナールに挑んだが前に大きく動いて手と膝を着いた。13.533
2本目)チェンフェイ。一歩後ろに動く。全体的に足割れ、膝の緩みが目立ったが、着地はまとめた。14.933
決定点)14.233
PASEKA Maria (RUS)
前回優勝者
1本目)チェンフェイ。高さがいつもよりもなかった為か、着地は大きく前に一歩。やはり着手の足割れが目立ってしまう。14.700
2本目)アマナール。前に一歩弾むが、高さもあり、着手後の体の締めはよかった。15.000
決定点)14.850
WANG Yan (CHN)
1本目)伸身ツカハラ2回ひねり。膝がわずかに緩み、着地は後ろに大きく一歩。14.500
2本目)チュソビチナ。着手後から左にずれていたが、着地でも左前に大きく一歩動いてラインオーバー。14.200
決定点)14.350
CAREY Jade (USA)
1本目)アマナール。高すぎたためか、前に大きく2歩動く。姿勢はよかったため勿体ない演技。14.800
2本目)ツカハラ2回ひねり。着手後にやや膝が緩み、膝も割れていたが、高さがあり、着地は後ろに一歩。14.733
決定点)14.766
BLACK Elsabeth (CAN)
1本目)前転とび前方伸身1回ひねり。常に安定した実施の印象。今回も僅かに前に弾んだ程度の着地。14.566
2本目)伸身ツカハラ1回半ひねり。前に一歩動く。着手時の膝割れあり。安定感はあるが価値点が低い。14.266
決定点)14.416
CHUSOVITINA Oksana (UZB)
場内でも大きな声援を受ける大ベテランの選手。
1本目)前転とび前方伸身1回ひねり。自身の名前の付いた技から難度を下げたが安定感があり、着地は前に軽く一歩弾んだのみ。14.433
2本目)伸身ツカハラ1回半ひねり。着地もほぼ止めたような状態で僅かに動いたかの程度。ベテランらしい安定感を見せた。14.300
決定点)14.366
宮川紗江 (JPN)
1本目)チュソビチナ。高さが不足気味で着地もかなり低くなった。14.500
2本目)ユルチェンコ2回ひねり。突きが十分でなく、高さがなく前に崩れてしまった。13.100
決定点)13.800 
この結果、ロシアのPASEKAが見事に大会二連覇を達成。アメリカのCAREYが2位に入ったが、本来の出来であればと悔やまれるところである。3位には跳馬を得意とする、2013年エレガンス賞獲得のSTEINGRUBERが入った。宮川は今大会は残念な結果であったが、前回のゆかに続く決勝進出を果たしただけに是非次回の活躍も期待したい。
結果
1位 PASEKA Maria RUS 14.850
2位 CAREY Jade USA 14.766
3位 STEINGRUBER Giulia SUI 14.466
4位 BLACK Elsabeth CAN 14.416
5位 CHUSOVITINA Oksana UZB 14.366
6位 WANG Yan CHN 14.350
7位 OLSEN Shallon CAN 14.233
8位 MIYAKAWA Sae JPN 13.800