第75回全日本個人レポート男子予選

報告者:日本体操協会 湯浅

4月16日,男子予選(1,2班終了時点)

1位 北園丈琉(徳洲会体操クラブ) 87.332
1種目目の跳馬で高さのあるヨーⅡ、平行棒、鉄棒でも切れのある実施、ゆかではテンポよく演技を進め最後にガッツポーズ、あん馬も開脚旋回技を多用した構成を雄大に通しきる。つり輪も丁寧に捌き伸身ルドルフの着地もほぼ止める。
6種目を通して大きなミスなくまとめ、予選トップ通過を果たす。

2位 三輪哲平(順天堂大学)86.596
つり輪を無難にまとめ、跳馬ではロペスをほぼ止める。平行棒はマクーツ~ヒーリーなど正確な実施で15.033、 鉄棒もカッシーナ、モズニク、伸身トカチェフ~トカチェフをしっかりきめ、伸身ルドルフの着地も止める。 ゆか、あん馬も安定感あふれる実施。
やはり6種目大きなミスなくまとめた。

3位 萱 和磨(セントラルスポーツ) 86.296
あん馬のコンバインで少しバランスをくずすがうまく修正、つり輪では手首を伸ばした実施をアピール、 跳馬はロペス右に少し動くが余裕ある跳躍 平行棒は若干不本意な演技となったようだが鉄棒棒は以前よりスウィングが大きくのびのびと演技していた。
失敗しない男はこの日も大きなミスなく6種目を演じ切った。

4位 谷川 航(セントラルスポーツ) 85.497
1種目のつり輪で振り上がり倒立でふらつき、さらにほんてん倒立も乱れ幸先の良くないスタートをきるが、跳馬でリセグヮンⅡを見事に背志向し15.266の高得点、さらに平行棒でもリチャードなどしっかり捌き15.100と勢いに乗る。 鉄棒、ゆかも安定した実施で得点を積み重ねたがあん馬ではシバドの後の縦向き旋回で落下。

5位 武田一志(徳洲会体操クラブ) 85.365
鉄棒から入り、ゆか、あん馬と順調に演技を進め得点を重ねる。特機のつり輪では思ったほか得点が伸びず、跳馬のシューフェルトが低い着地となる。平行棒は順調に通しガッツポーズ、 鉄棒も無難にまとめ、大きなミスなく演じきる。

6位 前野風哉(セントラルスポーツ) 85.132
鉄棒から入り、ゆか、あん馬と順調に演技を進める。特にあん馬では正確な技捌きを見せた。つり輪も無難にまとめ、跳馬ではドリッグスを雄大にひねりきりほぼ着地を止める。平行棒、鉄棒も順調に実施、6種目大きなミスなくまとめた。

7位 橋本大輝(順天堂大学) 84.833
1種目の跳馬ではヨネクラを少し動くが豪快にきめ15.233の高得点、平行棒は棒下宙返りひねりで少しねじれる。鉄棒はカッシーナ美しい実施で捌き、トカチェフ~リンチを成功、アドラー1回ひねりで戻る大きなミスがありながら14.500を獲得。ゆかも無難に捌き4種目を終わって暫定1位をキープ。
しかしあん馬で開脚旋回ひねりで落下、さらに後半落下、2回の落下があり順位を下げる。さらにつり輪でも振り上がり中水平など正確な姿勢で捌き順調に演技を進めたが伸身ルドルフで手をついてしまう。あん馬、つり輪のミスが響7位まで後退。

8位 杉野正尭(徳洲会体操クラブ/鹿屋体育大学大学院) 84.464
1種目のゆかは得点を伸ばせず少しで送れるが、あん馬ではGコンバインなどを入れた高いDスコアの構成をしっかり通しり15.133の高得点を獲得、つり輪は伸び悩んだが 跳馬でロペスをしっかりきめ、平行棒、鉄棒も大きなミスなくまとめた。