第75回全日本体操種目別レポート前半種目

報告者:日本体操協会 遠藤

■第1ローテーション
男子ゆか
 負傷のためNHK杯を直前で棄権した南選手が元気な姿で演技。最初後方2回宙2回半ひねりを決め,前宙3回ひねり,後方宙3回半ひねり~前宙1回ひねり,後方宙1回半ひねり~前宙2回半ひねり,しんぴ,後方宙2回半ひねり~前宙2回ひねり,最後後方宙3回ひねり着地まとめ15.166。
あん馬
 千葉選手ブスナリ,三輪選手トンフェイでわずかにリズムが崩れるが通し切る。チーム貢献得点を0.1でもあげて代表入りを目指す緊張感あり。オープン参加の橋本選手,最初は余裕ある動きだったが,開脚旋回後ろ移動でバーに足をぶつけて落下。
つり輪
 谷川航選手,非常に丁寧な技さばき,新月面着地で数歩後ろに。神本選手,最後は新月面着地わずかに動く。
女子跳馬
 宮田選手,大きさのあるユルチェンコ2回ひねりで14.500。山田選手2本目でロンダートひねり着手技に挑むが着地で転倒。
段違い平行棒
 宗選手,岡村選手落下。五輪代表,平岩選手もシュタルダーひねり大逆手倒立を外し,低棒に足をぶつけて落下。

■第2ローテーション
男子ゆか
 北園選手,着地を止めきれなかったが,大きな過失なく演技。白井選手,リジョンソン,伸身新月面,後方宙1回半ひねり~前宙3回ひねり,後方宙2回半ひねり~前宙2回半ひねり,最後,久しぶりの後方宙4回ひねり。早坂選手,伸身新月面,新月面。チーム貢献得点アップのためのオープン出場松見選手後方宙1回半ひねり~前宙2回半ひねりで数歩上がりライン減点。
あん馬
 武田選手コンバインでバランスを崩すが持ちこたえる。チーム貢献得点のためのオープン参加谷川航選手,トンフェイで落下。市口選手腰の伸びた旋回をアピール。淺山選手,下り1回ひねり行けず。
つり輪
 長野選手,丁寧な演技で14.800。
女子跳馬
 多くがユルチェンコ2回ひねりに挑戦し,成功。
段違い平行棒
 中村選手,前方フットサークル~1回ひねり片大逆手~イエガー成功。

■第3ローテーション
男子ゆか
 天野,土井,橋本選手がリジョンソン成功。萱選手,着地を丁寧に止めに行き,気持ちのこもる演技。
あん馬
 杉野選手,ウゴニアンで少しバランスを崩しかけるが修正。亀山選手,前後移動を閉脚で実施に変更,下りでポメルを握り損ね落下。長谷川選手,下りの倒立で大きく乱れ,やり直しを考えたがそのまま終了(ロンドン五輪団体決勝を思い出す。松見選手下りがCに。
つり輪
 三輪選手,新月面の着地姿勢低くなる。
女子跳馬
 村上選手,1本目チュソビチナ成功!2本目ユルチェンコ2回ひねりも成功させる。
段違い平行棒
 畠田瞳選手がフット1回ひねりの倒立で戻り落下。森選手,大きさのあるマロニー,パク,後方屈身2回宙着地動く。

■第4ローテーション
男子ゆか
 上田選手,前宙1回ひねり~前宙2回半ひねり着地バランスを崩す。青木選手,宙返り連続を丁寧にまとめる。
あん馬
 最初の演技者加藤がロスなどで落下したが,北園選手,谷川翔選手がいい演技を続ける。萱選手余分な手つきがみられたがブスナリに挑み成功。前野選手,下りでバランスを崩しマットに手をつく。
つり輪
 野々村選手,姿勢のきれいな上水平。
女子跳馬
 演技者なし。
段違い平行棒
 リチナ~パク,マロニー~パク1回ひねり少し小さくなる,マロニーひねり,屈身イエガー,フット1回ひねりでもどり落下。
第75回全日本体操種目別選手権