2022アジア選手権女子レポート団体,個人

報告者:女子コーチ 袴田

6月14日 競技1日目
試合は2種目10分アップを行い競技が開始された。

1種目目の跳馬,最初の演技者渡辺選手はツカハラ伸身1回ひねりを実施。着地までまとめた。2番笠原選手はユルチェンコ1回ひねりを実施。美しい姿勢で減点の少ない実施であった。3番山田選手もユルチェンコ1回ひねりを実施。着地で少し弾みはあったものの質の高い実施であった。固さは見られたものの全員ミスなく演技を終えた。

2種目目は段違い平行棒。1番笠原選手は着地で前に大きく出るもこらえる。2番宮田選手。練習からミスの出ていたフットトカチフ〜パクは見事成功したが、ギンガー宙返りで落下。力を出し切る事が出来なかった。3番山田選手、手放し技のギンガー、イェーガーがバーに近くなるも良い演技。演技半ばのマロニーハーフも見事成功させた。4番松田選手、マロニーでバーを握れず落下。その後は気持ちを切り替え、通し切る事が出来た。
今大会は団体決勝を前半、後半に分ける今までに無い試合形式ではあったが前半種目を最小限のミスで抑える事が出来たように思う。

6月15日 競技2日目
昨日同様、午前中は8:00-10:00までフリー練習。午後の試合に向けての調整練習を行った。午後は2種目10分アップを行い競技が開始された。

2日目は平均台からのスタート。トップを任された笠原選手は緊張はしていたものの安定感があり落ち着いてミスなく乗り切った。2番山田選手はしゃがみ立ち3回ターンを見事に決めたものの交差輪とびで落下。3番宮田選手は上がりの交差飛び上がりで大きくフラつき、横側宙でフラつきはあったが落下する事なく下りの後方屈身2回宙返りも小さく一歩でおさえた。4番渡辺選手はロンダード〜後方伸身宙返りで落下。チームで2人の落下が出てしまい、チーム得点を伸ばす事が出来なかった。

2種目目はゆか。1番笠原選手は一節目の後方屈身宙返りで後ろに弾かれてしまいラインオーバー、三節目ロンダード後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返りで尻もち。ラストのかかえ込み2回宙返りでもラインオーバーをしてしまった。2番山田選手も三節目のロンダード後方伸身宙返り1回半ひねり〜前方伸身宙返り1回ひねりで右足が滑り尻もちをつく失敗。3番宮田選手は一節目の後方伸身2回宙返りを見事に決め、ラストの屈身2回宙返りも着地をピタリと決める素晴らしい演技であった。4番松田選手は一節目のテンポ宙返り〜かかえ込み2回宙返り、ラストの2回半ひねり前方かかえ込み宙返りで尻もちをつくミスが続いた。

第9回アジア体操競技選手権大会