第44回世界体操競技選手権大会 女子予選第4班、第5班クイックレポート

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日本女子は、予選終盤の4班と5班に個人総合決勝進出を狙う笹田夏実と寺本明日香が登場。

第4班の笹田は、段違い平行棒でアドラーを戻した構成を見事にまとめて、いいスタートを切ったが、平均台のG難度の入り技で落下。アップの時には完璧に乗っていただけに悔しいところであった。しかし、その後のゆかは1本目をかかえ込み月面にした構成で全く危なげなくまとめた。また跳馬もユルチェンコ1回ひねりではあるが、Eスコアで9点台をマークし、14点台に乗せた。平均台以外はいい演技だっただけに残念ではあったが、この班を終えて16位とした。

第5班の寺本は段違い平行棒のギンガーでまさかの落下。平均台でもオノディで乱れたあとに続けた後転とび~後方開脚宙で落下があるなど大きく乱れて得点を落とした。ゆかは曲を新し、動きの中の表現力に磨きをかけて女性らしさを感じさせるものとなった。そして実施に関してはノーミス。また、跳馬に関しては得意の前転とび前方伸身宙返り半ひねりを決めて、後半種目は、それまでの悪い流れを断ち切り乗り切った。

両選手共に落下があったものの、笹田が18位、寺本が24位で見事に決勝に進出。8位入賞を目指して思い切った演技に期待したい。

また、前日の第2班に登場した村上茉愛がゆかで5位決勝進出を決めた。ゆかで14点以上が8名しかいなかった今大会。その中で14.466という高得点を出したが、まだ構成としては持ち駒を残している。予選は3位まで僅か0.034差。決勝では是非攻めた構成でメダルを狙ってほしい。

総務委員会広報 藤井俊明

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