田中理恵選手、ロンジン・エレガンス賞受賞

 10月22日、ロンジン社は、第42回世界体操競技選手権大会におけるロンジンエレガンス賞(the Longines Prize for Elegance)を日本の田中理恵に贈ることを発表した。日本選手の受賞は2007年の冨田洋之以来2人目。審査員はBruno GrandiFIG会長、オランダ元チャンピオンFieke Willems氏、ロンジン社オランダ支局長Carel Emmelot氏、ロンジン社社長Walter von Kanel氏。トロフィーはスイスの芸術家Jean-Pierre Gerber氏作。そしてそのトロフィーとともに、腕時計(Longines PrimaLuna)と5,000USドルが贈られた。
・田中理恵選手プロフィール
・冨田選手の受賞レポート
(現地レポート)
 女子個人総合後、ロンジン・エレガンス賞という「個人総合に参加した選手の中でもっともエレガンスと思う男女一名ずつの選手」に与えられる賞の発表があり、見事に田中理恵(日本体育大学大学院)が選ばれた。今回、海外の記者、カメラマンから「田中は素晴らしい」と言われ、また賞に関連する記者投票イベントでも「私は田中に入れた」という声が聞かれ、海外メディアの反応は好評だった。今までの日本の選手にないタイプの選手として、海外に大いにその存在を評価された。日本女子の体操が注目され、そして何より活躍したからこそ成し得た偉業。エレガンス賞はメダル以上の価値があるかもしれない。(湯浅・藤井)