2016新体操W杯ドイツ・ベルリン大会レポート1

報告者:

現地7月1日、W杯ベルリン大会初日は、団体総合前半と個人総合前半が行われた。
<団体総合前半・リボン5>
ヨーロッパ選手権後の試合のためか、参加国数は少なく、当初参加予定であったイスラエルやベラルーシも棄権したため、日本、ウクライナ、ドイツ、フィンランド、ブラジルの5ヵ国の出場となった。
この中では金メダルを狙える位置にいる日本(フェアリージャパンPOLA)であるが、リボンの種目は、今季苦戦し続けてきた。どうしても落下ミスが出てしまったり、結び目ができてしまったりで、なかなか得点を上げられずにきたため、6月中旬に曲目を変更。ショパンから、ラテン系の伴奏音楽に変えた。そのことが功を奏し、日本はハツラツとした演技をした。若干の投げの移動はあったが、大きなミスは回避し、ラストの4本投げも決めることができた。会場からは大きな拍手が沸き、やっと泥沼から抜け出せた感があった。難度点は9点に乗り、17.850。リボンでは、今季チーム最高得点をたたき出して、前半を1位で折り返した。
2位は地元ドイツ。不正確なキャッチがいくつか見られたが、17.550。
3位にフィンランド。体へのリボンのからまりがあったが、比較的明確な演技をした。17.300
4位にウクライナ。出だしの連係で落下。他の連係でもキャッチが不正確となり、16.900
5位はブラジル。大きなミスはなく、エネルギーのある演技であったが、もうひとつ得点が伸びず、16.700
日本出場メンバー
杉本早裕吏
松原梨恵
畠山愛理
熨斗谷さくら
横田葵子
明日は後半種目(フープ&クラブ)が行われる。
<個人総合前半・フープ、ボール>
日本からは、リオオリンピック日本代表に内定した皆川夏穂が出場。最初の種目フープでは、出だしの合図の音が鳴って動き始めたが、その後曲が途絶えて、また鳴り始めたため、動きをやめて最初からやり直すことになった。そのせいではあるまいが、中盤のバランスの連続で、フープの持ち替えの際に落下。支持あり後方ローテーションでも終末が乱れて、16.700。
ボールは持ち直したが、DERでステップが入る箇所があったため、難度点が伸びず、17.550。
今日の演技は少しエネルギーに欠けたが、ていねいで美しい演技は健在である。明日はリセットしてがんばってほしい。
前半1位はロシアのDina Averina。2種目とも難しい技を淡々とこなして、フープ18.800、ボール18.700。
2位はベラルーシのHalkina。重心が非常に高く、パワーがありながらも繊細な演技で、仕上げてきた。フープ18.450、ボール18.550
3位はジョージアのSalome。相変わらず、パワフルに、しかも音楽にぴったりとあった情感を見せ、他の選手とは違う世界観も感じさせてくれた。フープ18.450、ボール18.500で、Halkinaと0.05差。
ベラルーシのStanioutaとウクライナのRizatdinovaは、1種目ずつミスが出た。Stanioutaは、ボールではハリのあるすばらしい演技を見せて、18.750を獲得したが、フープのMでフープが前に飛びすぎ、ころがりながらキャッチ。身体の落下とみなされ、17.650。
Rizatdinovaは、最初の種目のボールにミスが出た。支持ありバックルのローテーションで、挟んでいたボールがすっぽ抜けて場外。予備手具と差し替えて演技を続けたが、16.650。フープはミスなく演技して18.900を獲得したが、金メダル争いから大きく出遅れた。
明日は後半種目(クラブ、リボン)が行われる。
大会情報・結果へ