H24男子新体操指導者選手合同合宿【関西会場】報告

平成25年2月9日(土)~10日(日) 京都府京都市・花園大学にて合宿を行った。
今回、3会場に分けたにもかかわらず小中高総勢150名を超える人数となり新体操人口増加していることが分かった。
 本年度は、日本スポーツアクロ体操協会のご協力のもとで、スポーツアクロ体操の基本を体験することができた。世界レベルのDVDを見た後で技のすごさに指導者も選手も圧倒されたことは言うまでもないが、今後の男子新体操にとって、このスポーツアクロ体操との関わり合いは重要であり、新たな挑戦の始まりを感じた講習会となった。
実技で行ったことは基本中の基本しかできなかったが、アンケートでも選手たちが大変興味を持ったと感想を得たことがうれしく思えた。
今後もクオリティーを高める活動が必要であると感じられた。
徒手体操の基本においては、姿勢の取り方や練習方法など、まだまだ男子新体操は各指導者の「独自路線的」なものもあり、ジュニアの指導法など策定しなければいけないなどたくさんの宿題ができた。
 二日目は、上級者の選抜16名以外の選手を13チームに分け、団体の演技を創作~実演した。
花園大学の選手が中心となり役3時間で演技創作から発表まで仕上げた。想像以上に全チームまとまりある演技を実施し、前日体験したスポーツアクロ体操の技を織り込みながら、選手それぞれの技術力を駆使して演技創作されていた。
 上級の選抜16名は、個人演技を各1種目披露し、同時開催されていた審判技術研修の審判員に採点いただき、本番さながらの演技会を実施することができた。全国上位レベルの選手もおり、審判研修の一環としても役立つことができた。
 練習できる会場に対して、選手の人数が多く、またレベルの違いもあり、効率よくレベルに応じたレッスンが十分できたかは疑問に残った。タンブリングの基本からレベルアップを図りたいとの意見があり、レベル分けでの合宿も必要であると思い、会場を増やして人数の抑制か、レベルを分けた合宿の開催の検討が必要であると感じた。