男子新体操合宿レポート① 九州会場

1月18日(土)・19日(日)に「平成25年度男子新体操全国指導者選手合同合宿」が佐賀県立神埼清明高等学校で開催し、九州では初開催となった。

1日目には、佐賀県立鳥栖高等学校体操競技部監督の龍富貴夫先生(日本体操協会強化スタッフ)によるタンブリングの基本から体づくり、補助方法など理論を交えて、実技を行っていただいた。体幹トレーニングから怪我をしにくい身体づくりやバック転の正しい形から応用など男子新体操が行ってきたタンブリング方法としては真逆なこともあり、大変貴重な講義となった。

また、日本文理大学チアリーディング部による組運動の実技もあり、世界で活躍する演技を間近に見ることができ、組運動のコツや基本からのステップアップなど同大学柿田先生や学生の皆様には非常に丁寧にご講義いただいた。飛ぶ高さや受けとるときの安全性など、力の入れ方ひとつで大きく変わることも発見でき充実した実技を行うことができた。選手も新しい発見に目を輝かせていた。

2日目には、1日目に教えていただいたタンブリングや組運動などを応用して、10チームの団体作品の創作から発表を行った。初心者から上級者までのミックスでのチーム編成であったので、創作する大学生や指導者は苦労していたが、上級者が初心者を上手くカバーするなど色々な工夫を見ることができた。

最後に福岡大学新体操部の皆様による模範演技が行われ、参加の小中高生から大きな拍手や歓声が送られていた。

初の九州会場での開催であったが、指導者や関係スタッフの協力体制が整っており、男子新体操における九州ネットワーク、絆の強さを実感させていただいた。来年度も是非九州で開催できるよう準備したい。

男子新体操委員会 臼井俊範

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