2015新体操W杯ウズベキスタン大会レポート1

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現地5月22日、W杯ウズベキスタン・タシケント大会初日は、個人総合前半(フープ、ボール)と団体総合前半(リボン5)が行われ、日本からはフェアリージャパンPOLA団体と、早川さくら、河崎羽珠愛が出場(皆川夏穂は肩の故障のため、欠場)した。

<個人総合前半(フープ、ボール)>
早川さくらはフープの種目から。アチチュードのローテーションが2回転になったのと、パンシェのローテーションがはまらず、完全に抜けてしまう。しかし、フープのさばきは終始落ち着いていた。17.000
ボールもローテーションでの回転数が少なくなったところと、バランスの連続で、手の甲を床について体をささえてしまうミスが出たが、全体には響かせないがまんの演技であった。17.150
練習の段階では、体の締まりが少々かけているように見えたが、その調子からすると、本番ではうまくまとめたと言えよう。多少悪い状態でも、こういったがまんの演技ができるようになると、強くなっていけるであろう。

​河崎羽珠愛もフープの種目から。ローテーションの回転数がもう少しいきたかったところであるが、伸びやかな演技で16.600と好スタートを切った。
しかしボールの演技では出だしのDERのキャッチに少々迷いがあり、キャッチしたあと、わずかにこぼれる。それをさっと拾って演技を続けたが、焦りが出たのか、直後のボールをはさんで後方に転回するところで、バレーボールのようにボールを打ってしまい、大きく場外。途中まで走ってボールを追いかけたが、追い切れず、結局ボールを差し替えるという大きなミスが出た。すぐそばに予備手具があったので、追いかけないほうがミスは少なくすんだであろう。14.900
河崎にとっては良い面と悪い面の両方が出た感じであったが、こういった大会のひとつひとつを経験として積み重ねていってほしい。

前半トップはロシアのMamun。多少難度が流れ気味ではあるが、ミスのない演技であった。

2位には同じくロシアのSoldatovaが、3位には韓国のSonがつけている。

<団体総合前半(リボン5>
団体は12ヵ国がエントリー。そのうちロシアとアゼルバイジャンが棄権し、10ヵ国での戦いとなった。参加国数はさほど多くないが、イタリア、ベラルーシ、ブルガリア、スペイン、イスラエルなど強豪国も多数出場し、日本の位置関係を確認するのには良い大会となった。

日本はひとりのDERの投げが後ろにいってしまい、走ってなんとかキャッチ。DERは完全に抜けてしまったが、落下は防いだ。先に行われたホーロングランプリと比較すると、投げの精度はさほど良くなかったが、メンバー全員でカバーし合い、がまんの演技をした。16.850

前半1位はイスラエル。エネルギーはあまりない気がするが、落下なしで演技を終え、17.450。

2位はブルガリア。リボンに張りがあり、力強い演技であったが、途中の連係で乱れが生じ、一本のリボンを落下したまま、一時床上においてある状態に。処理に手間取った。17.100

3位はイタリアとスペイン。イタリアはリボンの引き戻しで落下。その後も交換や連係で大きな移動がいくつも見られた。16.900

スペインは落下はなかったが、連係のキャッチでリボンのすそが場外し、16.900。

5位が日本で、ベラルーシは6位。交換でリボンの投げが大きくなり、キャッチしたときにリボンのすそが場外。回転しながらのキャッチでは、そのほとんどがキャッチしてから回転になっており、16.800。

7位は地元ウズベキスタン。以前と比べると非常に美しくなっているが、途中リボンとリボンが絡んでしまった箇所と、連係で落下があり、16.000

8位にはスイス、9位に朝鮮民主主義人民共和国、10位マレーシアとなっている。

リボンは、少し強く投げると非常に大きな投げになってしまい、少し弱めに投げると、前に飛ばずに後ろに戻るという、コントロールが難しい手具である。また6mのリボンを5本使用するため、広がらないと他のリボンと絡まりやすく、広がりすぎると場外してしまう。どのチームもまだ苦労をしているが、そんな中、イスラエルの「失敗しない強さ」が目立った初日であった。

明日は個人総合後半(クラブ、リボン)と団体総合後半(フープ2&クラブ6)が行われる。