男子新体操団体選手権レポート5

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[団体競技]  昨年 静岡県の協力のもと男子の団体選手権が開催されました。
 本年度は、この団体選手権をユースチャンピオンシップの中に組み込む形で大会が開催されました。
 現在放送中の男子新体操を題材としてTVドラマ「タンブリング」(TBS)によって男子新体操の世間的露出が増えたことで例年のユースよりもかなり多くの集客がありました。
 普段の大会は関係者が多くを占めるので、本大会にて男子新体操をはじめて観る人たちのリアクションは実に新鮮であり、選手達にとっては点数以上に価値がある有意義な大会になったのではないかと思います。
 高校生からジュニアまでという体格差の激しい試合でしたが、大きいから「すごい」、小さいから「すごくない」ではなく、それぞれの体格差を活かした構成がいくつも見ることができ非常に見応えのあるものとなりました。
 2位は埼玉栄高校(埼玉県)、サーカスのような表現・技を演技の随所にちりばめ構成力・表現力で他に差をつけました。
 同点2位の前橋工業高校(群馬県) は磐石にジュニアから練習を積んできた選手をついにチームへ迎える事ができました。基礎から丁寧に練習を積んできた彼らの演技は力強くタンブリングは大学生に追いつかんとするレベルまで到達しようとしていました。
 1位は今年の選抜を優勝した青森山田高校、新体操選手は基本的に高い柔軟性が要求されますが、その柔軟性を活かし、体の可動域を極限まで使用した演技は同じ水平バランス一つにとっても他のチームに大きく差をつける動きを見せた。
 5月末という他の地区大会等と重なる厳しい日程の中でも11チームの団体が本大会に参加してくれたことに大きな手応えを感じています。
 今後は参加チームの増加や大会のレベルアップなどを目標に素晴らしい大会へと進化させられるように努力していきたいと考えております。
■優勝した青森山田高校の演技が[男子新体操情報ブログ]で紹介されています。
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