新体操W杯ウズベキスタン国際種目別団体レポート

報告者:

 新体操W杯ウズベキスタン国際(タシケント大会)が現地9月7日終了した。この日は種目別ファイナルが行われ、日本(フェアリージャパンPOLA)は、ボール5、リボン3&フープ2の両種目とも27点台に乗せ、優勝。総合と合わせて、三つの金メダルを獲得して完全制覇を果たした。
 ボール5は最初の交換で投げが若干短くなったが、うまく対処。最後まで安定感のある演技で27.700をマークした。
 リボン3&フープ2では、連係で不正確な受けがあった箇所と、リスク絡みの連係で、足にリボンが触れた箇所があった。またリスクで投げが前にいったり、ラストの交換ではリボンが低くなったが、いずれも素早く反応してキャッチ。絶対に落下ミスはしないという執念のようなものも感じられた。得点は27.375。
 ライバル、ドイツは、ボール5の出だしで落下。連係が続いていたため、バウンドで渡すはずのボールが、相手がポジションにおらず、落下。修正に時間がかかり、26.400。
 リボン3&フープ2でも、中盤でリボンを落下。交換でもリボンを落下し、勢いがなくなってしまった。26.575。
 ほぼミスなく演技したアゼルバイジャンが26.625で二位に。ドイツは三位に沈んだ。
 日本は今大会、落下ミスをせず、ハツラツとした演技を見せた。得点も27点台後半に乗せ、審判員に好印象を与えられた。
 いぜんとして世界選手権での六位入賞は厳しいことにかわりはないが、中堅国トップ争いをできるだけの力はつけてきたと言えよう。
団体は一度サンクトペテルブルグに戻り、最終調整した上で、世界選手権開催の地、モンペリエ入りする。
ボール5
1位日本
2位ドイツ
3位カザフスタン
4位ウズベキスタン
5位アゼルバイジャン
リボン3&フープ2
1位日本
2位アゼルバイジャン
3位ドイツ
4位ウズベキスタン
5位カザフスタン