SASAKI CUP第11回新体操ユース女子レポート

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 6月14日~16日、東京体育館にてユースチャンピオンシップが開催された。女子個人総合を制したのは河崎羽珠愛(イオン)。最終種目ボールの最後の最後で落下し、手具なしでポーズすることになってしまったが、ほかは手具操作にも工夫があり、スムースな演技を見せた。2位には情感たっぷりと演技した藤岡里沙乃が、3位にはダイナミックな演技に定評がある池ヶ谷晴香が入った。
 決勝種目のボールとクラブは、インターハイ予選等の種目ではなく、通常から4種目を練習している選手と、2種目しか練習していない選手との差が出た大会となった。決勝でありながら、練習不足が見て取れたのは、少し残念な気がした。そんな中でも、以前よりは難しい技に挑戦している選手もおり、引き続きオリジナリティーあふれる技に挑んでもらいたい。
 反面、音楽と動きの一致という点では、もっともっと工夫が必要であろう。また外国の選手に比べて、その場にとどまって長く演技することが多く、フロアーの使い方、移動距離を長く取ること、曲によってはステップももっと移動することなどを考えて行けば、作品も生き生きとしてくるに違いない。
 ユース世代は、一番成長できる世代である。特別強化選手の早川さくら、皆川夏穂の両名がロシアで注意を受けている内容はロシアレポートとしてブログ掲載をしているので、参考にし、今後も次世代の牽引者となれるよう、がんばってほしい。
結果