第67回全日本新体操選手権女子レポート②(団体クラブ10)

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全日本新体操選手権大会出場資格、団体は全日本学生選手権大会1位~6位、全国高等学校総合体育大会1位~6位、全国クラブ団体選手権大会1位~3位を取得したチームに出場権利がある。今大会は14チームが出場熱い戦いを繰り広げた。
団体はクラブ10の種目とボール3+リボン2の種目の合計得点により団体総合が決定する。
団体総合上位10位のチームは2015年ユニバーシアード大会日本代表決定戦に出場できることになる。1日目はクラブ10の競技が行われた。
団体競技の特徴として交換、選手間の連携などがあるが、チームごとに異なる特徴的な構成がされる。構成と実施の合計点により順位が決定される。
構成に必要な要素としては交換を伴わない難度、交換を伴う難度、ダンスステップコンビネーション、選手間での連携を伴った身体の回転を伴う要素、伴わない要素が必要とされる。
実施には芸術的欠点と技術的欠点があり、身体の動きや、手具の技術の実施のほかに、芸術的構成を評価することになっている。高校生の代表、クラブ団体の代表、大学の代表それぞれにチームとしての構成の方法に違いがあり、魅力があった。
クラブ10の結果は東京女子体育大学が交換もDERもミスなく迫力ある演技で1位となった。国士舘大学が伴奏曲に合った演技を見せ、手具の落下が惜しまれるが2位となった。これを追って日本女子体育大学が3位となった。クラブの演技は受けの不正確さがみられ、落下ミスも多かったことが残念である。チームの構成の良さを確実に評価されるような実施が重要である。明日行われるボール3+リボン2の種目との合計で団体総合が決定するまだ勝負は明日にかかっている。各チームの魅力あふれる演技を期待したい。