2016新体操W杯フィンランド国際レポート2

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現地2月27日、W杯エスポー大会2日目は、団体総合後半(フープ&クラブ)と個人総合後半(クラブ、リボン)が行われた。
〈団体総合後半〉
日本(フェアリージャパンPOLA)は試技順3番で登場。昨日はリボンの落下ミスがあったが、今日は手具への反応も良かった。床上のひねり回しをキャッチする際、不正確になってしまったが、17.550。総合点34.500
スペインはフープ転がしのキャッチにもたつき、フープを座で背面で転がす技ももたついた。流れを壊すほどではなかったが、17.250。総合点34.550で、日本はスペインに0.05及ばなかった。
ウクライナは落下ミスはなかったが、内容が単純で17.050。
イスラエルは細かな操作ミスはあったが、大きなミスはなく17.700。総合点35.050
ロシアも、なんとか手具をキャッチする場面は多いが、全体的な流れは良く、18.200。総合点35.600で金メダルを獲得した。
2位がイスラエル、3位がスペイン。日本は追い上げはしたがわずかに届かず4位。5位がフィンランドで6位がウクライナ。
日本は、得点差もそうであるが、内容的にもスペインと大きな開きがあるようには思えない。現段階では、日本は身体難度の荒さと下半身の緩さが目立つため、その点の改善を図るとともに、動きのボリュームアップを進めていきたい。
〈個人総合後半〉
今日は早川さくら、皆川夏穂の両名とも弱さが出る展開となった。
皆川はリボンのローテーションの終末が流れると、リズムが悪くなった。Mで落下しそうになるのはこらえたが、DERで投げすぎて落下。ラストのDERでも落下して15.800。
クラブでは持ち直して17.450であったが、今大会は17.700のボールの演技もあれば15.800をとってしまうという波の激しいものであった。
早川もクラブは大きなミスなく17.550であったが、最終種目のリボンはローテーション前の持ち替えで落下。曲に遅れ気味になったこともあり、後半は消極的な感じになってしまった。16.850
早川は動きと動きの隙間をもっと埋めていくことと、消極的になりがちなところを脱却することが課題。
皆川は完璧主義から、少しうまくいかないと、自分にがっかりする感じが見て取れる。試合を捨てることは選手としては許されない。悪くても、その最低ラインを上げる作業をしていかなければならず、それは普段の練習から積み上げていく必要がある。日々の練習で、悪い状態でも気持ちを立て直したり、リズムを立て直す練習をしておかなければ、試合ではできない。
この日を教訓として、どんな状況でもベストを尽くすということに執着してほしい。
個人総合1位はロシアのSoldatova。クラブではバランスの前に体勢を崩し、やり直す形となったが18.450。リボンでもDERで待ちが生じ、危ないキャッチも数カ所あったが、なんとか落下は防ぎ、18.200。どうにか逃げ切った。
2位は韓国のSon。4種目を通じて目立ったミスもなく、ウクライナのRizatdinovaをおさえて銀メダルを獲得した。なんといっても安定感が抜群で、難度の終末もきちんとしているので、実施ミスが少ない。
3位はウクライナのRizatdinova。前日は2位であったが、クラブもリボンもDERで乱れがあり、Sonにかわされた。
4位はベラルーシのStaniouta。昨日のボールのミスが響き、表彰台に立てなかった。難度の終末や、DERなどのキャッチの際の体勢など、少し荒さがある気がする。
早川は総合10位、皆川は15位。8位入賞してもおかしくない実力が備わってきただけに、残念であった。4種目をまとめることができなければ8位内に入ることはできないし、ひとつひとつの大会の積み重ねにより得点も少しずつアップしていくものである。そういったことからも1回1回を大事に演技してほしいと思う。
明日は種目別決勝が行われ、団体は2種目、早川はフープとボール、皆川はボールに出場する。
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