2016新体操W杯タシケント大会等レポート3

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5月15日、W杯タシケント大会最終日は団体種目別決勝と個人種目別決勝が行われた。
<団体種目別決勝リボン>
日本(フェアリージャパンPOLA)は、団体総合時と同じ箇所で落下ミス。衝突も見えたため、実施が大きく減点された。斜め一列での交換のため、ほんの少し手具の離れが違うと、距離だけでなくコースも大幅に変わり、手具の衝突も、練習の時からよく見られる箇所である。見た目よりも難しいため、構成の変更も考えた方が良いだろう。16.850
1位はロシア。大きなミスなく、18.650。
2位はベラルーシ。交換の移動はあったが、エネルギーのある演技であった。18.300
3位はスペイン。大きなミスはなく、17.950
4位に中国。交換の落下があり、16.950
5位にイスラエル。出だしで結び目ができ、パンシェバランスの前にほどくことを試みたが、ほどけず、パンシェバランスの直後に、予備手具と差し替えた。かなり大きな結び目だったことから、懸命な判断だったろう。16.900
6位に日本で、7位にカザフスタン。
地元ウズベキスタンは、前半の交換で、吊り下げる形でキャッチすると、ジャンプターンにばらつきが出た。結び目もでき、交換や連係で落下が相次いだ。15.450で8位。演技を終えた直後、ひとりの選手が倒れ、2種目目は欠場した。
<団体種目別決勝 フープ&クラブ>
フープ&クラブは上位陣にもミスが出た。
スペイン、ロシア、ベラルーシは連係で落下。特にロシアはころがしたフープが場外して、17.850。日本も追いつける点数である。ロシアの直後に演技した日本は、安定した演技を見せ、実施点は8.95を得たが、難度点が8.700と伸びず、4位。身体難度や交換、連係などを見ても、他の国と差はないと思うのであるが、やはり0.2から0.3は低い印象である。だがここはガマンして、正しい演技をし続けよう。
1位はベラルーシ 17.950
2位はスペイン  17.900
3位はロシア   17.850
4位に日本    17.700
5位は中国    16.850 連係で2度落下
6位はカザフスタン 16.650
7位はイスラエル 16.600 連係で場外し、他の連係でも落下した。
ウズベキスタンは棄権
アジア選手権からの連戦で、日本選手も疲弊している感じがあるので、もう一度コンディションを整え、次回グアダラハラ大会に挑む。(ソフィア大会は、団体は欠場予定。個人の皆川夏穂、早川さくらは出場予定)
個人種目別決勝はロシアのKudryavtsevaがすべての種目を19点台に乗せ、他を寄せ付けず、完全優勝を遂げた。
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