Chacott CHAMPIONSHIPS第32回全日本ジュニア新体操男子レポート②

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優勝 北海道新体操クラブ恵庭
今大会男子団体優勝は北海道新体操クラブ恵庭が栄冠を勝ち取った。19チームが参加し熾烈を極める今大会ではあったが優勝候補のチームにミスがでる中、最後の試技順で登場した。小学生もチームの中にはいるため身長や体格に大きな差がある同チームではあったが、素晴らしい実施力で全ての技を決め構成、実施ともに今大会最高得点で優勝した。演技は多彩な組技やスピードのある動きから繰り出される技の数々に会場からはどよめきが起こる場面もみられた。昨年までは恵庭RGが2連覇しており、今回の優勝で改めて北海道勢の強さを見せつける結果となった。来月行われる全日本選手権でもその実施力で健闘する姿を楽しみにしたいチームである。
第2位 神埼ジュニア新体操クラブ
優勝した恵庭同様小学生メンバーが多数いる神埼ジュニアではあったが、今大会屈指ともいわれる優れたタンブリング能力は、小柄な選手達から想像もできないよいようなパワー見せてくれた。実施力にも優れており恵庭に続く高得点で2位に入賞した。まだまだ今後が楽しみなチームである。
第3位 NPOぎふ新体操クラブ
現在の新体操界では優秀な成績を男女とも常に出し続ける同チームは今大会でもその実力をいかんなく発揮してくれた。残念ながら演技中盤の倒立で惜しいミスはあったが、それ以外の技や動きには堂々とした風格が漂っていた。全日本の出場権は今大会では獲得できなかったが春の団体選手権で獲得しているため参加ができる。全日本ジュニアの雪辱を果たすべく、全日本ではNPOらしい完成された演技に期待したい。
報告者 山田小太郎