【大会レポート】SASAKICUP第14回新体操ユース、第7回男子新体操団体選手権

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【男子個人総合】
男子個人総合の部は安藤梨友(大垣共立銀行OKB体操クラブ)が3連覇を成し遂げた。一種目目のリングでは安藤にしてはめずらしく手具を落下するミスがあったが、その後の三種目は安定した演技を披露しリング以外の種目で全て一位を獲得し総合優勝を勝ち取った。
安藤は持ち前のタンブリング力に加えて近年磨いてきた表現力にも磨きがかかり男子新体操ならではの力強くダイナミックで迫力のある演技であった。今大会では昨年度のインターハイと選抜で安藤を倒し優勝をした堀孝輔(高田高校)は出場しておらず、夏のインターハイでの再戦となる。今大会よりも演技に更に磨きをかけレベルの高い熱い戦いを期待したい。
1位 安藤梨友
2位 佐藤綾人
3位 森多悠愛
【男子団体選手権】
男子団体選手権では昨年に引き続き青森山田高校が優勝し大会連覇を飾った。同校は毎年他の団体ではみられない独特な徒手と奇抜なアイデアを盛り込んだタンブリングで見ている観客を「あっ!」と驚かせるような斬新な構成が持ち味である。今大会でも昨年以上に演技構成をブラッシュアップし持ち味を存分に発揮した演技であった。ただ、実施の面では残念なミスもあったことから今後の大会に向けて更に実施力を磨き次の大会でも観客を楽しませるような演技を期待した。
1位 青森山田高等学校
2位 大垣共立銀行OKB体操クラブ
3位 宮城県立名取高等学校
【全体を通じて】
男子新体操は昨年度よりルール改正し個人、団体共に今までよりも更に細かい部分まで採点が及ぶ内容に変更された。特に個人では従来の10点満点採点から構成10点、実施10点の20点満点へと改正がなされた。また、構成内に求められる要素も増えたことにより選手たちは変更された内容への適応に苦労している印象を受けた。全体的にミスをしている選手が目立ったことから点数の変動が多きく、順位の変動も目まぐるしく入れ替わっていた。今後は今まで以上に新ルールに対応すべく選手たちの基礎的な能力の向上が求められるように感じた。
また、第7回目を迎えた団体選手権では毎年沢山のチームが参加し大会は大いに盛り上がった。今大会はジュニア世代から高校生までの参加が認められるため、普段戦うことのないチーム世代同士が同じルールで競い合う姿も非常に楽しく感じた。
今大会は個人、団体共に11月の全日本選手権への通過枠があるため選手たちはそのわずかな枠を競い合いしのぎを削って戦った結果、個人は上位9名、団体は3チームの選手たちが全日本に駒を進めた。ユース世代を代表するこの選手たちには是非若い力を存分に発揮し、次なる世代に向けての大いなる成長を期待したい。