2018アジア・アジアジュニア新体操選手権大会レポート1

報告者:新体操強化本部

4月29日アジア選手権はジュニア・シニア国別対抗前半2種目、ジュニア・シニア団体総合1種目めが行われました。

<ジュニア個人総合>
日本からは山田愛乃、末永柚月、前田奈穂の3選手が出場しました。日本はボールからのスタート。トップバッターは海外試合初出場の前田選手でしたが、非常に落ち着いてクリアーな演技をし、実施は7点にのせ13.45。続く末永選手はバウンドしたボールを腰にはさむADで小さく落下。11.25。最後に登場した山田選手はリスクの軌道が少しずれたがノーミスで演技を終え、13.05。この種目では前田選手が4位、山田選手が6位で種目別決勝進出を決めました。

2種目目はフープ。前田選手はこの種目もノーミスでまとめ、素晴らしい滑り出しで12.55。末永選手は首から足への回しの持ち替えでその場での落下ミスが出て11.90。山田選手はノーミスで勢いのある演技を披露し、実施点はトップの7.35をマークし、13.80で5位となり、種目別決勝進出が決定しました。

<ジュニア団体総合>
1日目の今日はロープが行われました。日本はCRRで一人の選手がロープのキャッチで乱れしばらくもたつき、次のターンジャンプの手具操作が出来ず、難度がノーカウントになってしまいました。他にロープの処理が悪かったり、交換での移動があった箇所がありましたが、何とか落下ミスは防ぎ、13.55。13.60の中国に次いで2位となっています。

<シニア団体総合>
1日目はフープが行われ、日本女子体育大学チームが出場しました。最初の交換で1名の選手がフープを手に引っかけてしまったため少し乱れ、全体的に連携や交換の移動が目立ちましたが、大きなミスなくまとめ16.15。1位の中国はナショナルチームで選手の質も高く、ミスもなかったが、16.35。日本は0.15差で2位につけました。

<シニア個人総合>
日本からは河崎羽珠愛、大岩千未来、古井里奈、飯田由香の4選手が出場しました。日本はボールからのスタート。まず最初に登場したのが飯田由香選手。非常にのびやかで美しい演技でノーミスでまとめ、13.95。河崎選手もノーミスだったが、多少難度の大きさに欠ける部分やバランスの静止が甘い部分があり、実施点が6.15と伸び悩み13.65。最後に登場した大岩選手は若干手具が手についていない感じで小さなミスがいくつがあったが、実施は7点にのせ13.80。

2種目目のフープのトップバッターは古井選手。古井選手らしいはつらつとした演技を見せたが、ラストの後方転回をしながら腰でフープを押さえるリスクでフープが倒れてしまい落下ミスとなって14.35。河崎選手は最初の回転しながら視野外受けのリスクで落下ミスが出たが、その後は河崎選手らしいダイナミックな演技を繰り広げたが、最初のミスが響き13.25。最後に登場した大岩選手は落ち着きを取り戻し、ピボットの軸もよく、非常に美しいエレガントな演技をしていたが、最後の視野外受けのリスクで落下ミスが出てしまい13.75。

カテゴリーの高い審判が少なかったために、2パネルの予定が1パネルとなり、大きな遅れが生じ、審判はほとんど休憩もなく、昼食もそこそこに朝10時から夜22時までの過酷な審判業務となりました。

明日は国別対抗後半2種目と団体総合2種目目が行われます。

 

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