第40回世界新体操選手権大会レポート③

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

団体総合 8月25日

【団体】
リボン3・ボール2:
1種目目と言う緊張感がある中で、冷静に判断しながら何とか堪えた演技となった。
演技中盤、複数投げのキャッチにて時間を割いてしまいCCを省く形となったが、A.E点には響かない形で次に繋げられた。終盤の交換にて、投げられたボールの距離が短く瞬時に反応し上から押さえたものの、ボールの勢いが強く腕の中でバウンドする形となりDB点を上げ切ることが出来なかった。
ラストのオリジナル技(複数投げ)では、大歓声の中綺麗に決めることができ、選手たちも安堵とともに笑みがこぼれた。

フープ5:
ボレロの曲に合わせ、力強く、そして冷静に、臆することなく次々と技を決めていたが、中盤のCCにて投げの角度が若干乱れ取り損ねるミスが出てしまった。その後、弱くなることなく攻め続ける演技をしていたが、終盤CR連係にてフープを取った直後の持ち替えでフープが手からこぼれ落ちてしまい、順位を大きく落とす結果となった。

この日のために、両種目ノーミスでやりきることを目標に練習を積み重ねてきたが、悔いの残る結果となった。
だが、まだオリンピック出場が閉ざされたわけではない。来年のアジア選手権に向けて既にスタートが切られている。この経験を悔しさで終わらせないよう、日本新体操界一丸となりこの厳しい時代を乗り越えていきたいと思う。

明後日(8/27)の種目別決勝にはボールリボンに出場する。日本の良さを存分に発揮出来るよう、最後まで挑戦したい。

【ボール2リボン3】鈴木歩佳、稲木李菜子、中村知花、西本愛実、田口久乃
_31.050(DB 7.10 DA 9.10 A 7.85 E 7.00)
【フープ5】鈴木歩佳、稲木李菜子、中村知花、西本愛実、今岡里奈
_31.650(DB 8.80 DA 9.20 A 7.30 E 6.35)
_団体総合 13位

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