新体操グランプリティエ大会2024レポート②

報告者:新体操強化本部長 村田由香里

<団体種目別決勝(3月31日)>
●フープ5
フープ決勝の試技順が自国開催のフランスの後ということもあり、歓声が鳴り響いている中での登場となった。
予選の時よりも技や動きを明確に実施出来ており順調な滑り出しであった。また、予選で乱れた連係も正しい形で実施することができた。その後も交換の投げで少し乱れたところがあったが、落ち着いて動きでカバーし、落下ミスなく演技をまとめることができた。
今大会予選、決勝ともに大きなミスなくまとめられたことはアジア選手権に向けて自信に繋がった。
しかし、交換や連係の投げの精度を上げていくことや、動きの魅せ方など課題は沢山ある。
次のワールドカップまで1週間という短い期間の調整となるが、常に高みを目指して練習を積んでいきたい。

35.450 (DB8.50 DA11.50 A8.0 E7.450) 2位
【出場選手】
鈴木歩佳
竹中七海
稲木李菜子
田口久乃
西本愛実

●リボン3・ボール2
1種目目を終えてから疲労はあったものの、気持ちを切り替え意欲的に調整しフロアの上に立った。
しかし、最初の受け渡しでリボンを落下、直後足で投げる複数投げを手投げに変更したが、距離が届かず連係が切れる形となった。その後も前転シリーズで前に投げてしまい、落下は防いだものの場外でキャッチするなど、連係の不成立が続いてしまった。
作品を変えていないことで安定が強みであったリボンボールにて、今大会まとめることができなかった原因をしっかり追求し、次戦に臨みたい。そして、今後日本チームにしかできない伸びやかな動き、説得力のあるDB,DAを魅せ切れるところまで練習を積んでいきたい。

28.450 (DB7.00 DA7.50 A7.50 E6.750) 6位
【出場選手】
鈴木歩佳
竹中七海
稲木李菜子
田口久乃
生野風花

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