第31回全日本ジュニア新体操選手権レポート④

報告者:

Chacott CHAMPIONSHIPS第31回全日本ジュニア新体操選手権大会
平成25年10月20日(日)男女団体 レポート④

【女子団体レポート】藤野朱美

10月20日全日本ジュニア選手権大会最終日は団体競技が行われた。
各ブロック予選を勝ち抜いた19チームの熱い戦いが繰り広げられた。

女子団体を制したのは「すみれRG」
序盤からリスキーな連係に挑戦し見事成功、演技は波に
乗る。次々と連続して行われる足技、連係・交換はほぼ移動がない。
また、音楽にマッチしたダンスステップコンビネーションを組み込んだ演技に観客は魅了された。安定感のある演技で得点は14.400。今大会唯一の14点台をたたき出した。

2位には難度が明確に実施され、交換・連係も安定して行い、ほぼミスなく演技した「NPOぎふ新体操クラブ」が、3位には団体同時性を活かした演技構成で「インタークオレス」が入った。2位から8位までが非常に接戦であり最後まで結果が分からない緊張感があった。

上位入賞を惜しくも逃したが、演技構成にオリジナリティーを感じるチームも多々見受けられた。しかし、上位入賞を狙う為には落下ミスは許されない。

個人総合では四肢の美しさへの意識が定着されてきた様子が感じられたが、団体では更なる意識の定着が必要であると感じた。また、ダンスステップコンビネーションではフォーメーションの変化、上体の動き、手具操作を巧みにこなすチームが少なかった印象を受けた。今後、選手1人1人の動きにスケールの大きさ、アクセント、スピード、美しさが感じられることを期待したい。

第13回 アジアジュニア選手権大会(ユースオリンピック予選)
日本代表選手が以下の4名に決定した

鈴木 歩佳   NPOぎふ新体操クラブ
植松 桃加   エンジェルRG・カガワ日中
立澤 孝菜   イオン
五十嵐 遥菜  NOVA新体操クラブ

※団体については12月の選考会で決定する。

*大会成績はこちら*