第55回全日本選手権 上山が7度目 森が2度目の優勝

10月20日 (土) 〜 21日 (日)、第55回全日本トランポリン競技選手権大会が北九州市総合体育館で行われた。個人競技 男子は上山容弘 (株式会社ベンチャーバンク) が 4 年振り 7 度目、女子は森ひかる (金沢学院大学クラブ) が、14才で史上最年少優勝をしてから 5 年振り 2 度目の優勝を飾った。

上山は、予選を 3 位、準決勝では 4 位と進み、決勝の 8 名に残った。決勝でも安定した貫禄の演技で優勝を飾った。「今回は難度を上げず、安定して美しさを追求する演技で臨んだことがよかった」と語った。森は、予選・準決勝とも 1 位通過。決勝でも安定の演技で、演技点 (技の出来映え)、移動点 (トランポリン中央での演技)、跳躍時間点 (高さ・1 秒 = 1 点) のすべてで他の選手を圧倒して優勝した。

シンクロナイズド競技は、ともに日本代表 男子の上山・堺 (星稜クラブ) ペア、女子の岡田 (キタイスポーツクラブ)・増崎 (キタイスポーツクラブ/近畿大学附属高等学校) が優勝を飾った。

中田強化本部長は「まだまだやることはたくさんがあるが、個人競技で優勝した男子の上山、女子の森は共に世界選手権日本代表。そういう意味では一安心。世界選手権でも活躍してくると思う」と語る。さらにその先の2020年東京オリンピックでも期待が高まる。