WC第4戦 森ひかる 2戦連続メダル獲得!

WC第4戦 森ひかる 2戦連続メダル獲得!

2019年10月5日・6日 スペインのバリャドリッドにて、ワールドカップ第4戦が行われた。女子日本代表は、先の第3戦で銀メダルを獲得した森ひかる (金沢学院大学クラブ) が、2戦連続でメダルを獲得し3位に輝いた。同じく決勝に進出した宇山芽紅 (スポーツクラブ テン・フォーティー) は8位となった。

銅メダルを獲得した森ひかる

決勝の演技

森ひかるは、予選の第1自由演技が納得のいかない演技だったものの、第2自由演技では55.750をマーク。5位で予選を突破した。その後の決勝では会心の演技。どれだけ中心から移動しているかを見る移動点で、決勝8名中1位の9.7を出し、ほぼ中央から移動しない安定した演技を見せて3位に食い込んだ。1位の選手とはわずか0.4。女子個人競技で優勝する場面も近い将来に見れるかもしれない。

一方、森と一緒に6位通過で予選を突破した宇山だったが、一本目の3回宙返りが不完全となってしまい 0.0 に終わってしまったが、次を見据えて気持ちを切り替えていた。

男子で決勝に進出した岸大貴 (株式会社ポピンズ) は5位、外村哲也 (アムス・インターナショナル株式会社) は最後の着地ミスがあって8位となったが、上位選手との壁はまだまだあると感じる演技となったようだ。

男子シンクロナイズドは金!

男子シンクロナイズド 岸大貴 (株式会社ポピンズ)・堺亮介 (星稜クラブ) は、予選から安定した演技を見せて1位で通過した。決勝では同時性が9.54、移動点も9.5と高得点で堂々の優勝を飾った。女子でWC第3戦で金メダルを獲得した岸彩乃 (金沢学院大学クラブ)・高木裕美 (金沢学院大学クラブ) は、決勝で高木が場外に落下して8位に終わったが、勝てる試合だったこともあって悔しさをあらわにしていた。

金メダルを獲得した岸・堺ペア

残り2戦の戦い

2019年11月に東京・有明体操競技場にて「世界トランポリン競技選手権大会」が開催され、男女とも東京五輪の1枠を掛けて戦う。さらに、WC第5戦が2月、第6戦が4月ですべてのワールドカップシリーズが終了し、6戦中ポイント高い4戦の合計でもう1枠が与えられる。これまで女子の森ひかるがワールドランキング3位、宇山芽紅が6位、男子では外村哲也 (アムス・インターナショナル株式会社) が11位と健闘している。ワールドカップでのオリンピック枠は、11月の世界トランポリンで獲得した国の枠を除いて再計算されるため、一つでも上位のランキングを目指す必要がある。日本代表はまだまだ気を抜けない日が続きそうだ。

トランポリン・タンブリング日本代表