ロンドン五輪レポート16女子トランポリン

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 現地8月4日、女子トランポリンスタート。
<2回目>
■第1グループ
KYIKO Maryna (UKR)最後の跳躍の途中で崩れ着地ミス。
HUANG Shanshan (CHN)丁寧で正確な演技。
DRISCOLL Katherine (GBR)前半に2つ、後半に2つ2回宙返り技をまとめる。
RENTE Ana (POR)後半の2回宙返り技で少し前後に。
KHILKO Ekaterina (UZB)安定した跳躍。
GOLOVINA Luba (GEO)後半2つの2回宙返り技で着地位置がずれ、最後の姿勢は膝を抱えて修正。
LENDERS Andrea (NED)後半の2回宙返りで着地点が前後にぶれる。
DOGONADZE Anna (GER)前半の宙返りで着地点がずれる。
■第2グループ
HE Wenna (CHN)マットをしっかりけりこんだ高さのある演技。
PIATRENIA Tatsiana (BLR)丁寧な演技。
VORONINA Victoria (RUS)前後に着地面がずれるシーンあり。
FRYDRYCHOVA Zita (CZE)宙返り技で前後にずれる不安定な演技。
MACLENNAN Rosannagh (CAN)しっかりけりこみ後半の2回宙返りも安定したできばえ。
COCKBURN Karen (CAN)宙返りで1か所前後にずれるがまとめる。
岸 彩乃 (JPN)前半に2回宙を入れ、後半、宙返りの高さを十分に保てず。
VINSANT Savannah (USA)前後に2か所ずれ、最後の2回宙ではマットから着地がはずれそうになる。
<2回目>
■第1グループ
KYIKO Maryna (UKR)前半から着地点が不安定で前後に大きく動き、途中で中止。
HUANG Shanshan (CHN)2回の3回宙返りを豪快に決める。
DRISCOLL Katherine (GBR)大声援。2回の3回宙返り。一度着地点をはずすが修正。
RENTE Ana (POR)後半大きく着地点をはずしたがそのまますべての演技を続行。
KHILKO Ekaterina (UZB)前半途中で大きく着地点を前後左右にはずすが修正して続行。
GOLOVINA Luba (GEO)最初宙返りで入り、後半、着地点を外すところもあったが修正。
LENDERS Andrea (NED)途中で着地点がずれ、宙返りの高さが不足したが修正して演技完了。
DOGONADZE Anna (GER)最初の3回宙を入れ、その後、しっかり踏み込み後半の高さ不足を補う実施。
■第2グループ
HE Wenna (CHN)2回の3回宙返りを含み、安定した着地点での演技。
PIATRENIA Tatsiana (BLR)前半の2回宙返りで高さを失ったが最後までしっかりけりこむ。
VORONINA Victoria (RUS)助走ジャンプが不安定で一度中止。集中して仕切りなおした演技をまとめる。
FRYDRYCHOVA Zita (CZE)2回の3回宙返りを入れたが、7つの技の後に着地点が大きくはずれて演技中止。
MACLENNAN Rosannagh (CAN)ずれるところもあったがしっかりけりこみ2回の3回宙返りを入れた演技を成功。
COCKBURN Karen (CAN)着地点がずれるところもあったが、演技中にしっかり修正してまとめる。
岸 彩乃 (JPN)前半の2回宙返り連続を成功させ、宙返りを間にはさみ、最後までしっかり演技する。
VINSANT Savannah (USA)大きく着地点をはずすところもあったが、演技を完了。
 岸選手は予選敗退。
<決勝>
1番目 VORONINA Victoria (RUS)2回目の3回宙返りひねりで大きく着地点を外し、次の2回宙で大きく戻り、演技中断。
2番目 VINSANT Savannah (USA)途中で演技の勢いがなくなるがしっかりけり戻し演技を続行。
3番目 GOLOVINA Luba (GEO)アップでマット外へとび出るアクシデントで演技面を変える。後半、高さを失うがしっかりけりあげて演技を完了。
4番目 COCKBURN Karen (CAN)後半勢いがなくなるが、2回の3回宙をまとめ正確に演技を完了。
5番目 MACLENNAN Rosannagh (CAN)9番目の跳躍で着地点を外すが、2回の3回宙をきれいにまとめる。
6番目 PIATRENIA Tatsiana (BLR)後半、着地点が左右にずれ、予定していた演技をできず難度点を下げる。
7番目 HUANG Shanshan (CHN)ひとつひとつの技を慌てることなく実施。2回の3回宙をまとめる。
8番目 HE Wenna (CHN)アップで大きく着地点をはずし、場外に出そうになったが集中した顔つきで演技開始。2回の3回宙をまとめるが最後の伸身新月面で高さがなく、着地した後に尻もち。
<結果>
1位 MACLENNAN Rosannagh(CAN)D15.4,E25.600,F16.305=57.305
2位 HUANG Shanshan(CHN)D15.0,E25.400,F16.330=56.730
3位 HE Wenna(CHN)D14.8,E24.800,F16.350=55.950
4位 COCKBURN Karen(CAN)D14.8,E25.000,F16.060=55.860
5位 PIATRENIA Tatsiana(BLR)D14.4,E25.200,F16.070=55.670
6位 VINSANT Savannah(USA)D14.5,E24.400,F16.065=54.965
7位 GOLOVINA Luba(GEO)D14.4,E23.100,F15.425=52.925
8位 VORONINA Victoria(RUS)D6.1,E9.200,F6.615=21.915
 中国の牙城を崩し、カナダのMACLENNANが予選よりも難度をあげてプレッシャーをかけ金メダルを獲得した。
 日本の岸選手は、難度面で世界のトップとに大きな開きがあるが、現時点で持てる力をすべて出し切った上での予選敗退。上を目指すために課題は多いが、オリンピックの舞台で堂々とした演技ができたことは今後のプラス材料となるだろう。