JAPAN CUP 2009 日本男子団体優勝会見

報告者:

関口栄一選手
 初めてのJapan Cupで優勝でいてとても嬉しいです。一番最初のゆかで二つミスがあって、鉄棒でもミスがありましたが、全体的に失敗は少なかったと思います。しかし、ゆかの強化は必要かなと思いました。
内村航平選手
 いい雰囲気で試合が出来きて、チーム一丸となって楽しく演技して、そして美しい演技が観客の皆さんに見せれたかなと思います。とても楽しかったです。最後の鉄棒では、お客さんも着地を止めてほしいと思っていたと思いますし、自分としても止めたかったのですが・・・そういったところが今後の課題だと思います。
 山室選手とは同じ年で、合宿中も教え合ったり、指摘をし合ったりし、お互いライバルと思って刺激になっていると思いますし、「敵にすると厄介、味方にすると頼もしい」という存在の彼がチームにいることが自分にとっては一番大きかったです。
 今日のゆかは二人ミスが出て、自分が着地を止めないとぞのままずるずる引きずっていたと思いますし、あそこで着地が止めれたのはエースとして・・・というよりも、自分としてチームに勢いを付けれたかなと思います。
立花監督
 今日はゆかと鉄棒でミスが出ましたが、他の選手が点を落とさず、それぞれの役割をしっかりと果たし、結果を残せたことは大変満足をしています。今後、美しさと強さの調和を高いポテンシャルで図っていくためには中欠点以上のミスはしてはいけないですし、今日の中国との差もミスの数の差にあったと思います。スタートのゆかで終末技のミスが二つ出た中で、最後の内村が着地を見事に止めてくれたことで、新しいエースとしてその存在を示してくれ、「やはり内村だ」というところも見れたのが収穫です。関口も跳馬でDスコア7.0の技を決めてくれて、世界選手権代表としてしっかりと自分の役割を果たしてくれました。
 今回は五輪後初の国際大会で、しかも団体戦で、更に選手の数も6人から5人に減った中で、各種目の3人の得点を確保せねばなりませんでした。その中で今回の選考方法が個人総合上位5名を選出するものであったものの、各自の得意種目が被らずに6種目満万遍なく総合力を高める選考となり、それに選手たちが応えてくれました。ミスはあったものの、他の選手がしっかりとフォローしてチーム得点を上げて、精神的にもチーム内で選手同士が支えあって、キャプテンを中心にチームワークが構築された試合であったと思います。